横須賀の田浦には梅林がある。
地元では有名なのだが、昔、だんなちゃんはこの近所に住んでいて、
2月の末から3月の初めごろ、だんなちゃんの家を訪ねると、道路にいっぱいのぼりが立っていたのを覚えている。
結婚してから、1度梅祭りに出かけたけれど、
晴れていれば、水仙もきれいだし、歌が読まれた札がかかった梅の木は、とてもきれいだった。
ところで、横須賀では年に1度、お土産アイディアコンテストが行われる。
その最初の年に選ばれたのが、田浦の梅だけを使った梅ワイン。
今(2000年)では梅ワインなんて珍しくないが、その時はまだ、市場にないものだった。
このワイン、発売当時は神奈川の国体と重なり、出荷量が半分国体に流れ、
とにかく出まわる数量が少ないのもあったのだろうが
すぐに売りきれた為、酒屋組合は、田浦じゃない梅ワインを発売、しかし、それは、あまりぱっとせず、
田浦の梅ワインは、横須賀では立派なブランド品となってしまった。
おまけに、翌年は梅が不作、その翌年は、梅の収穫時期に大量に盗難にあい、
結局、需要に供給がおっつかず、デパートでは予約販売をせずに、1人1本のみ当日販売、
他の店でも、発売日には買えなかったり、すぐになくなってしまうという代物になってしまった。
田浦の梅ワイン、幻の地域限定土産です。

夏の横須賀ならこれ横須賀梅ワイン(限定商品)
前に紹介した田浦の梅を使って作った梅ワイン。8月のはじめ〜中頃に発売。
ワインといってもかなり甘いので、氷を入れて飲んだり、サイダーや赤ワインで割ったりして飲むことが多いです。(1000円)