関東に引っ越してきた時に考えたことの1つに、
『これで浅草が近くなった!』っていうのがある。
私は浅草が好きで、もちろん見物するのも好きだが、
年に1〜2度、デパートの催事に出る、
浅草の駒形むぎとろそばが、子供のころから好きなのだ。
考えてみれば、鶉の卵とえびがついていたものの、
20年ぐらい前もやっぱり600円していたから、もともと贅沢品なのだ。
といっても、駒形むぎとろで食べられるのは懐石料理で、おそばはその中の1品。
だから、私がたべるのはもっぱら、お土産用のおそばだけど。
小さな簡単な容器にちょこんと入っているだけのおそばは、
冷たくて喉行きが良いので、あっという間に終わってしまい、
650円というのは高いと思うんだが、
それでも、浅草に行ったら、ついつい買ってしまう、むぎとろそば。
おそばととろろ、のり、お出汁
たったそれだけなのに、浅草寺でお参りをして、そばを片手に家路に向かう時
そこには、なんともいえない、空気があるんですわ。
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