他人どころか自分の夫や親の顔まで忘れる特技を活かし、
俳優の名前とか顔とかをきれいに忘れて覚えていないような人間の、
偏見と思い込みに満ちた映画(映画館で見たやつ)の感想コーナーです。
Last Update : 1999/02/04

メリーに首ったけ

ジェットコースターお下劣&ハートマークムービー!

ダーリンは興味なさそうなので、一人で行ってきたのですが、大変でした。

はじまりはジョナサン・リッチマンが歌っていて、キャンパスのシーンでこのまま行けば、NHK教育TVの天才テレビくんの後のドラマか?って感じなんです。

でも、それからが大変!

私は実は特異体質で、想像力が豊かなのか、単純なのか、聞いたり見たりしたものを感じやすいんですね。
例えば、TVでくすぐっているシーンがあると転げまわっているし、保健の授業で「挫傷とは折れた骨が筋肉を傷つけて&hellip」なんて話になると、ビジュアルとして折れた骨が出てきて「ぎゃー!」ってなるんですね。
声は出さないけれど、保健の授業は気分が悪かったです。
(おっと、保健つながりで今エッチな事を考えませんでしたか?うちの学校そこはやったか覚えていないんですよ。私は。でも、たぶん平気だろうな。そういうのは)

映画の話に戻ると、何が大変ってそのあとから次から次へとやってくる、イタイタ映像!
xxxxをチャックで挟んだりするのですが、男でなくて良かったと思いましたね。
あと、犬は電気でまるこげになったり、終わった時にはぐったりしていました。

でも、普通の人はお下劣街道まっしぐら的爆笑の渦!その日レディースデーだったので会場はおばさんやお姉さんばかりなのに、声を出して笑っていました。

話しとしてはメリーという女の子に片思いのまま13年間を過ごしてしまった男(ベン・スティラー)が、あきらめきれずに会いに行くという話で、そこに絡んだ男の人はみんなメリーに夢中になって、争奪戦を始めるっていうことなんですが、思うに一番活躍したのはマット・ディロンのような気がします。
彼は2枚目役者じゃなかったのかい?ってぐらいうさんくさい役を良くこなしていると思います。
ただ、この映画には主な人物では普通の人っていうのはメリーだけですが。主役のベン・スティラー演ずるテッドっていうのは、運命にもてあそばれているような男の人で、ただその運命が異常というのか爆笑というのかすごいんです。
それが映画として良いテンポになって、何があっても不自然じゃない感じを出していたと思います。
配役もピッタンコで違和感なし!唯一不自然といえば、メリーがあまりにも理想的である事ぐらいですか?キャメロン・ディアスはかわいいです。

とにかく次から次へと考えるまもなく話しは進みます。
それはまさにジェットコースター!でも、これが単なる馬鹿映画にならなかったのは、最後には「良かったねぇ」って涙が出せる事でしょうか?
予告の段階では見に行くつもりはさらさらなかったのは、単なるおふざけ映画じゃないかなって思っていたからなんですが、見た感想がこうも違うのはちょっと普通じゃないです。

本当にぐったり疲れましたが、賞候補にあがるだけの作品です。退屈はしませんよ。

映画の傾向:あまり話題作を見ていない。戦争映画も見ない。
おすぎの話は半分にしか聞いていない。予告のナレーションが森本レオだと、あまり信用しない。
ディズニーとか宮崎アニメは基本的に好きじゃない。ストレートな映画とか、お気楽なのが好き。


あやが運営中のRingです▲


■Indexに戻る ■GuestBook ■Aya Para(diary)