ジェットコースターお下劣&ハートマークムービー!

ダーリンは興味なさそうなので、一人で行ってきたのですが、大変でした。
はじまりはジョナサン・リッチマンが歌っていて、キャンパスのシーンでこのまま行けば、NHK教育TVの天才テレビくんの後のドラマか?って感じなんです。
でも、それからが大変!
私は実は特異体質で、想像力が豊かなのか、単純なのか、聞いたり見たりしたものを感じやすいんですね。
例えば、TVでくすぐっているシーンがあると転げまわっているし、保健の授業で「挫傷とは折れた骨が筋肉を傷つけて&hellip」なんて話になると、ビジュアルとして折れた骨が出てきて「ぎゃー!」ってなるんですね。
声は出さないけれど、保健の授業は気分が悪かったです。
(おっと、保健つながりで今エッチな事を考えませんでしたか?うちの学校そこはやったか覚えていないんですよ。私は。でも、たぶん平気だろうな。そういうのは)
映画の話に戻ると、何が大変ってそのあとから次から次へとやってくる、イタイタ映像!
xxxxをチャックで挟んだりするのですが、男でなくて良かったと思いましたね。
あと、犬は電気でまるこげになったり、終わった時にはぐったりしていました。
でも、普通の人はお下劣街道まっしぐら的爆笑の渦!その日レディースデーだったので会場はおばさんやお姉さんばかりなのに、声を出して笑っていました。
話しとしてはメリーという女の子に片思いのまま13年間を過ごしてしまった男(ベン・スティラー)が、あきらめきれずに会いに行くという話で、そこに絡んだ男の人はみんなメリーに夢中になって、争奪戦を始めるっていうことなんですが、思うに一番活躍したのはマット・ディロンのような気がします。
彼は2枚目役者じゃなかったのかい?ってぐらいうさんくさい役を良くこなしていると思います。
ただ、この映画には主な人物では普通の人っていうのはメリーだけですが。主役のベン・スティラー演ずるテッドっていうのは、運命にもてあそばれているような男の人で、ただその運命が異常というのか爆笑というのかすごいんです。
それが映画として良いテンポになって、何があっても不自然じゃない感じを出していたと思います。
配役もピッタンコで違和感なし!唯一不自然といえば、メリーがあまりにも理想的である事ぐらいですか?キャメロン・ディアスはかわいいです。
とにかく次から次へと考えるまもなく話しは進みます。
それはまさにジェットコースター!でも、これが単なる馬鹿映画にならなかったのは、最後には「良かったねぇ」って涙が出せる事でしょうか?
予告の段階では見に行くつもりはさらさらなかったのは、単なるおふざけ映画じゃないかなって思っていたからなんですが、見た感想がこうも違うのはちょっと普通じゃないです。
本当にぐったり疲れましたが、賞候補にあがるだけの作品です。退屈はしませんよ。