この映画は試写会で見たんですが、この間のマルコヴィッチとは違って
おじちゃんおばちゃんの多いこと、多いこと。
なんせ、吉永小百合に渡哲也だもんね。
これは長崎の丸山っていうところの盛りを過ぎた芸者が
歌を通じて自分の人生を生きるっていうような感じの映画です。
まあ、それが長崎ぶらぶら節っていう歌なんですが
なんていうんでしょう、吉永小百合はやっぱり吉永小百合で
どんな役をやってもきれいでしかいられないって感じで
そのへんが『顔』の勘九朗や藤山直美のような力量があれば
もっといい映画になったっていう感じはあるものの
脇の役者は、かなりいい感じで、内海桂子師匠もよかったけれど
岸辺一徳にいたっては、自分に正直なおじちゃん、おばちゃんが
出てきた瞬間、その当たり前の顔にどっと笑ったほど。
話はわかりやすくって、良かったかも。
しかし、こんなに試写会にいっぱい来ているのに
前売り券は最高700円まで落ちている。
さゆりすとのおじさんや、渡哲也ファンのおばさんは
このぐらい安い前売り券を金券ショップで買ってみるのもいいかもなぁ。
にしても、はらだともよの声は高すぎて聞き取りにくいなぁ…
吉永小百合は永久に清潔です
