他人どころか自分の夫や親の顔まで忘れる特技を活かし、
俳優の名前とか顔とかをきれいに忘れて覚えていないような人間の、
偏見と思い込みに満ちた映画(映画館で見たやつ)の感想コーナーです。
Last Update : 2000/10/27

X-men

正しいは正義か?

あや:   この映画はだんなちゃん推薦でしたね。どうだった?  
ダーリン:   どれくらいバカ映画(くだらない)か確かめる気分で行ったけれど、結構面白かった。  
あや:   これって原作はコミックなんだよね。後から知ったけれど。あんまり、そういうの意識しないで見られたな。  
ダーリン:   コミック映画の漫画的表現はうまく残して、映画としても成り立っていたと思うしね。  
あや:    この映画のウルヴァリンって、マンガとそっくりなんだってね。  
ダーリン:   今回のキャストは無理がなく、良かったんじゃないかな。
主人公も、屈折具合がよく出てて、人物背景とワイルドさが役者とあってたよ。
ただなぁ。ヒロインの少女もマンガに忠実なのかな?ここはもっと可愛くても…
 
あや:   あやもヒロインがイマイチって思ったけれど、マンガに忠実なのかぁと思って消化した。
でも、正しいことが=正義っていうのじゃないっていうような気分も…。
ところで、予告で『マトリックスを越えた』っていうけれど、どう?
 
ダーリン:   う〜ん。そのコピーは映像について言いたかったのか、何について言いたかったのかが、よくわからないな。
比べる対象が違うっていうか、コピーとして、ダメだな。
 
あや:   映画としてはマトリックスの方が洗練されていたし作品に思想を込めていたけれど、
どっちが上っていう感じはしなかったな。
マトリックスのあやの感想を読んだ人が、あやの中でのマトリックスの評価が低いと思われているけれど
あやの中では、あの思想的な部分はかなり共感できて面白かったんだけれど、
見た人、見た人が『面白い』っていう映画じゃないって思うのさ。
『わからない』とか『そう思わない』っていう人の評価がもっと聞こえても、不思議じゃないってこと。
でも、映画で伝えたいことや、作り手の主旨が伝わらない作品っていうのは、やっぱりどうかな?とも思うけれど。
 
ダーリン:   X-menは単純に娯楽として楽しめる作品になってたしな。アクション的にはX-menの方が上だと思うよ。
同じアクション映画という作品として、MI:2と比べたら、映画の完成度とかはMI:2の方が上だと思うけれど
この映画のアクションとして評価できるのは、火薬に頼っていないところ。
 
あや:   あ、本当だ。  
ダーリン:   話としても、MI:2と違って、先が気になるし、通常の映画よりも長めなのに気にならない。
バビル二世見たいな感じで見ると違うけれど、超能力シーンとかも不自然じゃないからな。
ただ、マンガではそう感じないかもしれないが、敵の計画内容はショボイけどね。
 
あや:   そう云えば、この映画の冒頭シーンってどこに繋がるんだろうと思ったね。  
ダーリン:   あそこは、マンガらしくなかったしな。
しかし、そう云う背景や見せかたの違いが、この映画はうまくいっているような気がする。
本編にどうやって入って行くのかなんて、特に見所だな
 
あや:   期待して見に行くと、作品とのギャップがあるかもしれないけれど
ニュートラルで行けば、娯楽作品としては、派手さがないけれど楽しめるね。
にしても…ヒロインは、もう少しかわいくても。
確かに、演技とかも良いし、作品ともあってるけれど
 
ダーリン:   正しいことは正義か?ってところだな。  

映画の傾向:あまり話題作を見ていない。戦争映画も見ない。
おすぎの話は半分にしか聞いていない。予告のナレーションが森本レオだと、あまり信用しない。
ディズニーとか宮崎アニメは基本的に好きじゃない。ストレートな映画とか、お気楽なのが好き。


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