親は、一生懸命ディズニー映画を見させた。
しかし、子供は東映マンガ祭りに行きたかった。
1度で良いから、行って見たかったと思い、子供は大人になった。
この映画は、この秋の映画では、私の期待度が1番高かったかもしれない。
しかし劇場での宣伝に森本レオを使い、TVではおすぎを使うような
そう云う演出が鼻についていた。
そうそう、劇場では
ブルースウィリスはまたもやお約束をさせるし。
おめ〜はこれからずっと、あやたちに約束をさせるんかい!
この話の始まりは、仕事キチガイな嫌なやつのところに
トラウマ子供時代の自分が現れてしまうことで始まる。
この、仕事キチガイの嫌な奴が
なんとまぁ、ブルースウィリスとぴったんこのこと。
下膨れで愛らしいとは、最初見た時には云えない少年も
なんか、不思議なリアリティーを感じさせるし。
爪を噛む癖を持つガールフレンドもキュート。
今回は、やるじゃんディズニーって云う感じ。
それで、このブルースウィリスは、ある日何かに気がついて
そのおかげで、良い人間になっていくんだけれど
問題は、その時のウィリスの顔。
良い奴になった瞬間の顔。
うわ〜これが、ウィリスがウィリスたる嫌なところだ。
が、シックスセンスと同様、こんな所も話の展開と子役に助けられる。
ピーコが泣いたかどうかはわからないが、
ディズニーと、ウィリスっていう嫌味な奴らにも関わらず
この映画のラストは素直に感動できまっせ。
『ちゃらんぽらんで、東映マンガ祭りに行ってなくて、その上、猫すら飼ってないなんて!』
子供のころの私が、今出てきたら責めたてるのだろうか?
いやいや、東映マンガ祭りの黄色いサンバイザーをかぶることは
決して諦めるもんか!
