あや: | お正月最初の映画は恋の骨折り損です。 |
ダーリン: | ちょっとちがう映画と思った。ミュージカルだったな。 内容は『これから3年間女を断ち、勉学に励むと宣言した、若い王とご学友が 金銭問題で交渉しているフランス王女団と恋に落ちる』っていう内容です 。 |
あや: | 私はこんなものかもと思ってたんだけど、これって60年代風のミュージカルじゃない?私よく見てたんだよね。 |
ダーリン: | 俺、あんまり見たことがないけれど、ほんで? |
あや: | すごい好きでさ。楽しみにしていたんだよ。でも、思ったね。 現代では、普通の会話の最中に足を1歩踏み出しただけで、変! まぁ、踊りが下手だったっていうのもあるけれど、 |
ダーリン: | シェイクスピアを60年代のハリウッド風に表現していた、馬鹿映画だけれど、う〜ん |
あや: | あのさ、昔のはね、急に踊り出しても変じゃなかったんだよ。たとえば、ぶっさいくな俳優でも絵になったのだ。 映画の冒頭のシーンとかあったじゃない? |
ダーリン: | ああ、あのニュースのシーンなんかは、よくできてたな。わざと古めかしくつくっていたな。 |
あや: | だから、すごく期待したの。でも、あの監督をやっている俳優が踊り出した瞬間、違うと思ったね。 でもって、4人メインの男がいるじゃない?そのうちの一人もすごく下手だったじゃん。 ミュージカル映画なのに…顔もなぁ… 王女様なんて品格がないしなぁ。踊りもだけれど。田舎娘なんかは良かったのに、 かえって60年代風にしたのが災いだったかな。 |
ダーリン: | なるほどね。俺が『え?』って思ったのは、シェイクスピアって舞台じゃん、それがミュージカルになったことなんだけれどね。 ロミオとジュリエットとかはしないだろ? まぁ、それは良いんだけれど、結果的に云うと、1番重要な盛り上がるシーンがはぐらかされた点。 まぁ、ミュージカルだからっていうのもあるけれど、もしそうしたいなら、盛り上げる前にぐ〜んと下がったシーンとかが必要だと思うが、この映画はその点がボケていたね。 あと、 第2次大戦を背景にしているけれど、それも無理があるね。1次の方が良かったんじゃないかな? フランスの王制っていうのも変だしね。パンピーと王女が喜ぶって事もないだろう。 でもなによりかにより、骨折り損じゃないんだよな。HappyEndだし。 タイトル通りなら、もうちょっと苦労した方が良かったんじゃないかな? |
あや: | うんだなぁ…。なんも苦労はなく、ただ、自分達が設定した無茶にOH!NO!っていうぐらいだもんな。 |
ダーリン: | 手紙がいれかわったり、贈り物をすりかえる悪戯っていうのも、もっと話が膨らんで良いんじゃなかったか?ってところ。 でも、この評価は好き好きだな。もともと変なメッセージ性はないし、馬鹿映画として楽しめるし、 1時間半っていう時間が無茶なのかもしれないけれど、見せようとしてるのは評価できるよ。 なんも期待しないでみるのがいいのかもな。 |
あや: | 同感。昔の映画を思い出しちゃ行けません。そうすれば、結構面白い映画だと思うよ。 |