他人どころか自分の夫や親の顔まで忘れる特技を活かし、
俳優の名前とか顔とかをきれいに忘れて覚えていないような人間の、
偏見と思い込みに満ちた映画(映画館で見たやつ)の感想コーナーです。
Last Update : 2001/01/07

恋の骨折り損

あや: お正月最初の映画は恋の骨折り損です。
ダーリン: ちょっとちがう映画と思った。ミュージカルだったな。
内容は『これから3年間女を断ち、勉学に励むと宣言した、若い王とご学友が
金銭問題で交渉しているフランス王女団と恋に落ちる』っていう内容です 。
あや: 私はこんなものかもと思ってたんだけど、これって60年代風のミュージカルじゃない?私よく見てたんだよね。
ダーリン: 俺、あんまり見たことがないけれど、ほんで?
あや:  すごい好きでさ。楽しみにしていたんだよ。でも、思ったね。
現代では、普通の会話の最中に足を1歩踏み出しただけで、変!
まぁ、踊りが下手だったっていうのもあるけれど、
ダーリン: シェイクスピアを60年代のハリウッド風に表現していた、馬鹿映画だけれど、う〜ん
あや: あのさ、昔のはね、急に踊り出しても変じゃなかったんだよ。たとえば、ぶっさいくな俳優でも絵になったのだ。
映画の冒頭のシーンとかあったじゃない?
ダーリン: ああ、あのニュースのシーンなんかは、よくできてたな。わざと古めかしくつくっていたな。
あや: だから、すごく期待したの。でも、あの監督をやっている俳優が踊り出した瞬間、違うと思ったね。
でもって、4人メインの男がいるじゃない?そのうちの一人もすごく下手だったじゃん。
ミュージカル映画なのに…顔もなぁ…
王女様なんて品格がないしなぁ。踊りもだけれど。田舎娘なんかは良かったのに、
かえって60年代風にしたのが災いだったかな。
ダーリン: なるほどね。俺が『え?』って思ったのは、シェイクスピアって舞台じゃん、それがミュージカルになったことなんだけれどね。
ロミオとジュリエットとかはしないだろ?
まぁ、それは良いんだけれど、結果的に云うと、1番重要な盛り上がるシーンがはぐらかされた点。
まぁ、ミュージカルだからっていうのもあるけれど、もしそうしたいなら、盛り上げる前にぐ〜んと下がったシーンとかが必要だと思うが、この映画はその点がボケていたね。
あと、 第2次大戦を背景にしているけれど、それも無理があるね。1次の方が良かったんじゃないかな?
フランスの王制っていうのも変だしね。パンピーと王女が喜ぶって事もないだろう。
でもなによりかにより、骨折り損じゃないんだよな。HappyEndだし。
タイトル通りなら、もうちょっと苦労した方が良かったんじゃないかな?
あや: うんだなぁ…。なんも苦労はなく、ただ、自分達が設定した無茶にOH!NO!っていうぐらいだもんな。
ダーリン: 手紙がいれかわったり、贈り物をすりかえる悪戯っていうのも、もっと話が膨らんで良いんじゃなかったか?ってところ。
でも、この評価は好き好きだな。もともと変なメッセージ性はないし、馬鹿映画として楽しめるし、
1時間半っていう時間が無茶なのかもしれないけれど、見せようとしてるのは評価できるよ。
なんも期待しないでみるのがいいのかもな。
あや: 同感。昔の映画を思い出しちゃ行けません。そうすれば、結構面白い映画だと思うよ。

映画の傾向:あまり話題作を見ていない。戦争映画も見ない。
おすぎの話は半分にしか聞いていない。予告のナレーションが森本レオだと、あまり信用しない。
ディズニーとか宮崎アニメは基本的に好きじゃない。ストレートな映画とか、お気楽なのが好き。


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