私は宮崎アニメにそんなに期待を抱いていません。紅の豚とかは好きだけど。
この映画を公開したとき、これで引退するとか言っていたはずだけど、
『千と千尋の神隠し』で引退なら花道を飾れたんじゃないの?っていうぐらい、
私の中では評価した映画。(というか、引退しないの?)
何で見に行ったかといえば、あのCMが魅力的だったからなんだけど、
内容的にも深い所で感じる人もいるかもしれないけど、(それも理解できるけど)
私はどちらかというと、その絵の世界とか、話しの展開を楽しんだっていう感じ。
なんていうんでしょう、私はアニおたではないので、マニアックな見方はできないし、
おにぎりのシーンでは確かに泣いたし、おにぎりも食べたくなったけど、
どちらかというと、そういう『私たちはここまでやりました』っていう感覚や、
話しやテーマにしても、リアリティーを求めた作り物のきれいさが苦手んだけど、
今回は、それを相変わらず詰め込めるだけ詰め込んだ割には、
うまい具合に抑えられてる感じで、宮崎作品としてはいい評価をしてます。
ただ、10歳の子供って考えずに子供と思えば、
確かに、大人が想像している以上の正義感とか
精神的な強さを持ってるし、発揮することがあるんだけど、
同時に、子供ながらの危うさとか、間違いとかみたいな未熟さが同居してるんだよね。
そういうところがあっても、良かったんじゃないかなって私は思う。