この映画は2002年なってから見たんだけど、一応2001年のくくりに入れておきます。
それにしても、時々理解できないものがあるんだけど、それがこの映画のヒット。
まず怒りの鉄拳の前に、この映画のあらすじを簡単に言うと、
フィレンツェで絵画の修復士を目指す男(竹之内)は10年前に別れた女がいて
別れた理由もわからないし、その人のことが忘れられずにいるんだけど、
久々に会ったら、その女は大金持ちの恋人になってるの。
で、過去に何があったのかとか、最後はどうなる?っていう映画なんだけど、
まず、映画のウリの1つが 東京、フィレンチェ、ミラノを舞台って所なんだけど、
フィレンチェのドゥオモはともかく、ミラノなんてケリー・チャンが勤めている店ばっかで、
碌に映ってないし意味あるのかねぇ?
しかも、何ゆえ、ケリー・チャンを起用?
それから、10年前の回想シーンがあるんだけど、その服装が時代はずれなの。
確かバブル絶頂期で、普段着がスーツ或いは石田純一みたいなときなのに、
来ている服は、さらに10年遡ったようなアイビー。貧乏学生でも、あんな奴はいない。
そのうえたまらないのが、超長い手紙。
全部そこで説明させるなっていうのもあるし、だから何?っていう内容だし、
辛気臭いし、たまらなく退屈。っていうか苦痛。
小説は読んでないけど、あんなの洒落てるとかとてもじゃないけどいえない。
ここまでひどい映画は久々っていうぐらい、私はお粗末だと思いました。