他人どころか自分の夫や親の顔まで忘れる特技を活かし、
俳優の名前とか顔とかをきれいに忘れて覚えていないような人間の、
偏見と思い込みに満ちた映画(映画館で見たやつ)の感想コーナーです。
Last Update : 2002/02/14

アメリ

【評価金額】
befor 1800円 after 1400円

変な両親に育てられたアメリが、
幸せを与えているのか、お節介をしているのか、はたまた犯罪じゃんか?
ってことを繰り返しながら、自分の殻をやぶるのよ〜っていう映画。


悪くはないんだろうけど…っていう感じの映画。

確かに、おもしろいんだけどね。

見た後、幸せな気分っていうのもわからなくもないけど…。

ただ、世間で言っているような、映画の主人公が、

誰かをちょっとだけ幸せにする映画っていうのは?っていうか、私は違うと思う。

だって、幸せって他人に与えられるものじゃないじゃん?

しかも、これって本当の所、相手にとっての幸せに

繋がっているかっていう事はわかんないじゃない?

っていうか、彼女なりに良かれと思ってはいるだろうけど、

でも、面白がってやってるふうにしか見えないし、

これって犯罪だろう!って思うこともあるじゃん。

アメリが思いついた『良かれ』を素直に行動しているから、

殻を破るためには繋がっているけど。

それに個人主義の国・フランスの映画。

そのフランス映画にしては起承転結があるから、

日本人には受け入れられやすいかと思うけど、

私がアメリカ人だったら、狂ってると思ったかも。

こういう感想を書くと、否定的だったと取られることがあるから書くけど、

この映画自体は、別に嫌いってわけでもないんだよ。

でも、評価が見る前より下がったのにも理由があって、

この映画で気に入らないのは、 陶器のポストカードのエピソード。

あれはカエルの陶器が旅に出るという実話のパクリにしか見えない。

あれでかなり冷めた。

あんなに、個性的な主人公を描いたなら、エピソードも最後までがんばって欲しい。

パクリじゃないとしても、そう見えちゃうっていう所で、現実に戻されるのは迷惑。

ちなみに配給のアルバトロスですが、いつも変な映画ばかり買いつける事で有名。

借金がいっぱいあったそうですが、アメリも最初、こんな映画ではなく、

もっと怪しい作品と勘違いして、名乗りをあげたところ、

他の2社が『アルバトロスも名乗りをあげてる』と聞いて、

取り下げたらしいというエピソードをトゥナイト2でやっていました。面白かった〜

【評価金額】 beforは見る前の予想金額 afterは見た後につけた金額です

映画の傾向:あまり話題作を見ていない。戦争映画も見ない。
おすぎの話は半分にしか聞いていない。予告のナレーションが森本レオだと、あまり信用しない。
ディズニーとか宮崎アニメは基本的に好きじゃない。ストレートな映画とか、お気楽なのが好き。


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