【評価金額】
befor 1200円 after1600円
幕末の庄内、海坂藩の再婚が一番難しそうなタイプの侍が、
幼馴染の出戻り美人お嬢様と再婚する話。
『紹介されなければ見落としてしまいそうな映画』とかいうようなコーナーで、
見たいのはどっち?と紹介されていた作品のひとつ。
子供の健気さと宮沢りえのことを言っていたのを聞いていて、見たくなった。
作品中は山田洋次の作品とはまったく意識せず。
主演の真田広之のことは私は好きじゃないのだが、
見ているときは、それもあんまり気にならずに見ていた。
が、ちゃんばらシーンで高くひょいっと飛んだとき
『ああ、この人はJACの人だった』と思い出す。(ちょっとつまらない気分)
映画は地味だったけど、きれいな作品という印象。話も俳優もいいと思う。
報知映画賞で、結構賞を取ったけど、うなずける。
でもって、真田広之が取れなかったのもうなずける。
っていうのは、うまいんだろうけど、彼が清兵衛をやるっていうのが、
できすぎって感じ。
清貧って感じは出てるんだけど、かっこよすぎっていうか、
もうちょっと、人間臭さがある方が良いんじゃないかなって気がするんだけど、
それじゃ映画にならないのか。
でも、もうちょっと野暮ったさがないと、
実は剣豪だったっていうときの驚きがないって云うか、
意外性をあんまり感じないんだよね。
それにしても、宮沢りえがきれい。
まだ若いんだろうけど、見ていて心地が良かったな。