他人どころか自分の夫や親の顔まで忘れる特技を活かし、
俳優の名前とか顔とかをきれいに忘れて覚えていないような人間の、
偏見と思い込みに満ちた映画(映画館で見たやつ)の感想コーナーです。
Last Update : 2003/06/04

北京ヴァイオリン

【評価金額】
befor1200円〜1300円  after1600円はいけるでしょう

このチェン・カイコーの映画は地味な映画です。

13歳の息子がヴァイオリニストとして成功を夢見る父親とその息子は、

貧しいながら仲良く暮らしてるんですが、

その息子がコンクールに出るために、2人で北京に行きます。

で、そこで5位になったことで、父親はさらに、有名な先生に習わせたいと

北京で暮らし始める事にするんですが、

父親の方は、一生懸命働いて、息子の成功を信じてるんだけど、

息子の生活はだんだんと荒れて行っちゃう。

だんだんと、仲良かった親子の間の溝がおおきくなってっちゃいます。

そんな頃、息子に国際舞台に羽ばたくチャンスが訪れ、

父親は、息子と別れる事を心に決めて、北京を去ろうとするときに、

息子はあることを知ることになるんです。さて…

っていうような内容です。

なんかね、泣いてくださいとか、そんなこと、この映画はちょびっとも求めてないの。

みんな良い人とかもいってないし、それこそ、駄目な所もちゃんと描いているの。

この愛すべきキャラの父親だって、ただひたむきな人間じゃないし、

でも、泣けるの。

で、最後のシーンはオーケストラの音楽とヴァイオリンの音が流れるんだけど、

よく、演奏が終わるとスタンディングオベレーションが起こって、

ブラボーって叫んでるじゃない。

あんなのが頭の中で響いているって感じ。

本当に質の良い映画だとおもいました。

これは、もし、家でテレビなんかで見ることがあったら、

お菓子をぼりぼりしながらじゃなく、集中してみてもらえたらいいなと思います。

【評価金額】 beforは見る前の予想金額 afterは見た後につけた金額です

映画の傾向:あまり話題作を見ていない。戦争映画も見ない。
おすぎの話は半分にしか聞いていない。予告のナレーションが森本レオだと、あまり信用しない。
ディズニーとか宮崎アニメは基本的に好きじゃない。ストレートな映画とか、お気楽なのが好き。


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