【評価金額】
befor1200円〜1300円 after1600円はいけるでしょう
このチェン・カイコーの映画は地味な映画です。
13歳の息子がヴァイオリニストとして成功を夢見る父親とその息子は、
貧しいながら仲良く暮らしてるんですが、
その息子がコンクールに出るために、2人で北京に行きます。
で、そこで5位になったことで、父親はさらに、有名な先生に習わせたいと
北京で暮らし始める事にするんですが、
父親の方は、一生懸命働いて、息子の成功を信じてるんだけど、
息子の生活はだんだんと荒れて行っちゃう。
だんだんと、仲良かった親子の間の溝がおおきくなってっちゃいます。
そんな頃、息子に国際舞台に羽ばたくチャンスが訪れ、
父親は、息子と別れる事を心に決めて、北京を去ろうとするときに、
息子はあることを知ることになるんです。さて…
っていうような内容です。
なんかね、泣いてくださいとか、そんなこと、この映画はちょびっとも求めてないの。
みんな良い人とかもいってないし、それこそ、駄目な所もちゃんと描いているの。
この愛すべきキャラの父親だって、ただひたむきな人間じゃないし、
でも、泣けるの。
で、最後のシーンはオーケストラの音楽とヴァイオリンの音が流れるんだけど、
よく、演奏が終わるとスタンディングオベレーションが起こって、
ブラボーって叫んでるじゃない。
あんなのが頭の中で響いているって感じ。
本当に質の良い映画だとおもいました。
これは、もし、家でテレビなんかで見ることがあったら、
お菓子をぼりぼりしながらじゃなく、集中してみてもらえたらいいなと思います。