【評価金額】
befor 1550円 after 1550円
リストラ男が、社長で金持ちと嘘をついてまで結婚したい相手は、打算的な女で、
ダメ息子と、義理の父親が置いていった、盲目の義理の娘がいるの。
で、その継母は、盲目娘が邪魔で、結婚したいなら、
経営しているっていう大旅館(本当は廃車を使ったラブホテルみたいなもん)で
その娘は按摩ができるので住み込みで働かせてよというが、
車は撤去されるし、少女は働いたお金で、父親を探すというの。
それから始まる、やさしい嘘つきごっこっていう話です。
この映画は地味すぎて、ここで紹介されないと注目されない作品
というようなテレビのコーナーで、見るならどっちと、
たそがれ清兵衛と共に紹介された作品で、気になってたんですが、
監督が、私が大ハマりした『あの子を探して』・『初恋の来た道』の
チャン・イーモウ。期待せずにはいられないでしょう。ということで、見てきました。
この3部作の中では、1番地味かな。たぶん、一番現代っぽいからかもしれないけど。
でも、やっぱりうわんうわん泣ける映画です。
『あの子を…』と『初恋の…』は、種類は異なりますが、
人間の強さというか、ストレートさが魅力に感じましたが、
今度の作品は、どちらかというと、ストレートさよりも、やさしさみたいなのが
全面に出た作品だと思います。
そんなせいか、悲しい結末の中にも、さわやかさが残る作品です。