【評価金額】
befor:1200円ぐらい after:1000円かなぁ
南部出身のヤンキーのねえちゃんが、NYでデザイナーとして成功しちゃって、
ついでに市長の息子にプロポーズされたので、
別居中の夫に離婚を迫って、玉の輿に乗ろうとする話。
予告で、そんなには期待しなくとも、ちょっとおもしろそうかなと見に行ったのですが、
もともと期待はしてなかったので腹は立ちませんでしたが、
映画としてはあまりにものダメ映画の部類に入るでしょう。
この映画の宣伝で、女性共感度100%男性不満度100%っていうコピーがあるのですが、
正直言って、メラニーよどこにでもいってくれという感じでした。
っていうのは、別に彼女が好きとか嫌いとかじゃなくって、(もともと浜田マリ顔だし)
この女のどこに、市長のとこのボンボンが惚れたのかっていうのも描けてないし、
かといって、別居中の夫も、子供の頃からメラニーが好きだったって云うのはわかるけど、
恋愛に理由は要らないとしても、映画なら少しは説明が欲しいし、
もっとダメなのは(ここからネタバレになります)
どうしてメラニーが思いなおしたのか、何を感じたのかって云うのが
ぜ〜〜〜んぜん、描けてないので、
単なる玉の輿狙いの女が、気まぐれで、元のだんなを選んだっていう内容だし、
しかも、自分は大成功したけど、あんたはダメ男だと決め付けて馬鹿にしてたのに、
実は夫が彼女に逃げられた後、奮起して成功したっていうのがわかったら
戻ったみたいに取れてもおかしくないんだよね。
だいたい、カリスマデザイナーなら、それなりに社会的な責任がるだろうに
夫と子供と仲良く暮らしたのはわかるのだけど、デザイナーはどうしたの?って感じ。
(ひょっとして、ぼっとしていて、最後の部分で見落としたかもしれないけど)
だから、メラニーは単なるあんぽんたんにしか見えないし、
今彼も、単なるお人よしにしか見えないんだよね。
ただねぇ、メラニーの子供の頃役の女の子と、夫のジョシュ・ルーカスはいいのよん。
ジョシュは見ていて惚れ惚れ。
でも、作品としては映画館に見に行くほどでもないよと思うけど。
あと、リース・ウィザースプーンを見ていて思ったのは、
この役は数年前ならM.ライアンがやってたのかなってことかな。
リースの方が個性的な顔をしてるし、私的にはこの人がいれば、
Mライアンはいらないような気がする。