他人どころか自分の夫や親の顔まで忘れる特技を活かし、
俳優の名前とか顔とかをきれいに忘れて覚えていないような人間の、
偏見と思い込みに満ちた映画(映画館で見たやつ)の感想コーナーです。
Last Update : 2003/08/20


英雄

【評価金額】
befor:1500円 after:1380円

秦の国王が国を統一する少し前、彼の前に彼を狙う3人の刺客を倒したっていう男が現れ、嘘の話しを始める。さて、その真実と行方はというもの。

チャン・イーモウの作品が割りと好きなので見てきました。
が、ちょっと期待しすぎたかも。
確かに色彩もきれいだし、ワイヤーアクションも
グリーンディスティニーに比べると良かったと思うのですが、
チャン・イーモウ故か、迫力という点では少し弱い気がして、
いい話しで終わっているような気がします。
ただ、この穏やかさと、ストーリー、それから映像の美しさが、
彼らしいといえば彼らしいし、彼の良さとも思うけれど。
ただ、なんというかきれい過ぎるというのか、
上品過ぎるというのか。
人間性でいえば、あの子を探しての人間くささの方が私には伝わったし、
切なさでいえば、初恋が来た道の方がぐっと来たし、
中国の歴史物といえば、彼の作品ではないのですが、
宗家の三姉妹の方が、ハラハラドキドキしたし。
兵士のエキストラはCGに頼らず、中国の軍人を使ったそうですが、
これはNHK衛星放送で昔やっていた中国ドラマの三国志を見ちゃってるので
映画として抜かりなしとは思うのですが、
だからといって点数をプラスっていう感じにはならないんです。
もう少し、スピーカーの近くで見てたら違ったかも。
思うに、おそらく情念っていうのが、静かな沈黙の中でもう少し感じられれば
この作品の迫力が出たと思うのだけど、
どうも、それがワイヤーアクションやきれいさで持ってかれちゃったような、
イマイチ希薄に感じちゃったんです。
ただ、それは、私が彼の作品が好きなので、厳しく見ちゃってるのかもしれないけど、
それでも、何も考えずに見てたら、きっともっと良い点がついたかもしれません。

【評価金額】 beforは見る前の予想金額 afterは見た後につけた金額です

映画の傾向:あまり話題作を見ていない。戦争映画も見ない。
おすぎの話は半分にしか聞いていない。予告のナレーションが森本レオだと、あまり信用しない。
ディズニーとか宮崎アニメは基本的に好きじゃない。ストレートな映画とか、お気楽なのが好き。
お詫び :感想をすごく後から書いて、いい加減なものもあります。ごめんちゃい。
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