【評価金額】
befor:1300 after:1380
向田邦子原作、和田勉がNHKで放映していた連続ドラマのリメイク。
浮気している父、夫一筋の母、不倫している長女、浮気されている次女、
晩生の三女、同棲からできちゃった婚四女のそれぞれの恋愛を描いたドラマ。
なかなか渋い作品でした。昭和の54年頃を舞台にした作品なのですが、
当時こどもではありながらも、しっかり記憶が残っている私には、
ある意味懐かしい風景です。(深田恭子を除く)
役者も、かなり厳選している雰囲気があるのですが(深田恭子を除く)、
中でも一人というのなら、大竹しのぶとか、深津絵里とか文句なしにうまいんだけど、
やっぱり中村 獅童かな。
っていうのも、彼の役はかなり個性的なポジションにあるし、
正直わざとらしいのと、笑えるのとの境目にある微妙な役で、
ちょっとずれただけで、かなり嫌味な役だと思うのだが、そんな感じしなかったの。
それどころか、ピンポンをテレビで見た後だったので、たいしたものよって感じ。
役者として器用なのかな。
作品としては、もともと地味な作品なので、インパクトを感じにくいんだけど、
でも、自然と入り込んでいる自分に気がついたときに、この作品のすごさがわかるというか、
渋いって言う評価に結びついたんだと思う。