Last Update : 2001/06/07

あやとのんきな葉っぱの話です。 今は、横須賀の線路脇に住んでいて、 庭がないのと碌に家にいないのとで、 ものすごくてけと〜な葉っぱらいふを送っています。 江田島の古いコンテンツとそんなこんなの 生命力依存系の葉っぱの話しです。


ハーブの母・A

先日、ハーブサミットに参加して、もらったカモミールを播いたのだ。

このサミットの特別講演は広田せい(変換不可能)子さんで、

彼女が書いた1冊の文庫本は私のバイブルでございます。

私が最初にハーブに手を出したのは、たぶん12年ぐらい前だと思う。

まじないの研究って云えばミスティーな感じがするけど、

今思えばハーブの効用を利用したもので

でも、当初の私には物珍しく、売ってもいない種を、別名でなんとか探して

庭に播いたのが最初。ミントかジャスミンじゃないかな?

んでも、その頃、園芸に興味があったわけではないので

適当に庭にばら撒いたら、雑草と区別がつかなくって終了。

それから、しばらくあいて、およそ10年ぐらい前、

千葉県にハーブの聖地『ハーブアイランド』の存在を知った頃、

友達のたまちゃんが、青春18切符をもらったので、

場所はあやまかせでどこかに行こうと誘ってきたから、

それならと行く事にして、ハーブ風呂に入り、お昼を食べました。

その時に食べたのが、今思えばバジルなどの冷たいパスタで

ハーブになれてない為か、場所のせいか『畑の味がする』と思った。

それを、当時恋人だっただんなちゃんに言ったところ

『なんじゃそりゃ!』と言うので、

そんなら1度食べさせて揚げようと育てる事を考えたけれど

当時の私は、仕事があまりにも多忙の中、

最初に、種と土がプラスチックの箱に入ったのを育ててみたらダメで

でも、その半年ぐらい後に仕事を辞めたのをきっかけに挑戦してみることに。

その時の原動力が広田せい子さんの本。

でも、その頃でもまだ、ハーブなんて花屋さんにはまずなく、

というか、『ハーブ』って何?って言われる状態で、あったのはミントとセイジぐらい。

それとたまたま、ハーブアイランドで買った種を播く。

あとはやっぱり別名で種とか苗をマメにチェックして挑戦。

しかしながらその年は、記録的な冷夏。育つものも育たない。

本もそんなに出ていないし、なんにしてもこの天候じゃ役に立たない。

でも、ハーブのカタログを見ていると、これも食べたい!あれも食べたい!と夢が膨らみ

いつのまにか、育てた苗は60種類を越えていたのだ。

でも、ポプリとかアロマテラピーにはじぇんじぇん興味なく

食べられるもの、薬用が期待できる物を中心だけどね。

次の年が記録的な猛暑でも負けません。ナメクジをふんずけたってめげません。

あやはハーブの母なのだ!

その時のベストセラー『プロバンスの12ヵ月』は

じぇ〜んじぇん、羨ましくもなく、面白くもなく、ほおりなげた1冊。

とにかく、まぁ、がんばってたんですわ。その頃は。

でも、結局、結婚してからは飛び飛びで育てたり、こじんまり、思い出したようにやる程度ですが。

でも、『はぁ?何それ?園芸なんて年寄りくさいことして』と言われた今は昔。

ハーブは勿論、畑仕事もガーデニングなんて言われちゃって

私よりずっとスマート&ゴージャスに展開している人はたくさんいるけれど

細々と、食べられるものだけを枯らしながら育てていたとしても

今もなお、私はハーブの母なのだ!

1986年、ハーブの存在が知られるどころか、園芸がジジババがすることと思われていた頃、
不純な動機でハーブ栽培に乗り出すが失敗。
しかし、その後、今度は食欲に負けて、
凝りもせずに、探し当てては植えまくる。以来、植物の生命力頼りの園芸生活がはじまる。
嫌いな言葉 ポプリ・アロマテラピー(言葉づらが苦手) 好きな言葉 食べられる 体に良い お金をかけない
 
現在の園芸状況:
植物本来の生命力頼みで送っている楽しき園芸ライフ!
線路まで数十センチという所に並べられた鉢に、無造作に植えられた植物のみなさん。
碌に家にいないので、数週間ぶりに 元気な姿でお会いできたときの感動はひとしおです。



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