果たして、いつの日か気に入るようなお家を見つけられるのだろうか?
お家が欲しいよぉぉ!!と思いつつ送る借家ライフ
Last Update : 2000/05/17

広島セレナーデ 7

引越しの荷物は、宅急便で送ってしまった。大きなものもあったが、全部で3万円台。

ちまちまとあちこち色塗りをしたり、ワックスを塗ったりで、いよいよ、検査の日を翌日に迎えた。

一応、商品券も1000円分用意した。

換気扇の紐も油が染み込んで、掃除するより変えたほうが早い。

確か100円ショップで売っていたような…

ってことで、夕飯もかねて、だんなちゃんとショッピングセンターへ。

で、階段を下りたら、そこであった同じ班の人が、

『そうそう、換気扇の外側から手が届く範囲も検査されるわよ』と教えてくれた。恐るべし!



翌朝、だんなちゃんはお仕事へ。下の部屋の人が掃除機を貸してくれるというので、お願いしていたのだが、

検査のとき一緒に付き合ってくれるといってくれた。友達のいない私には心強い。

で、いざ検査。

噂どおり、自分の目が届かない部分には指を立てて埃を確かめる。なんと、蛍光灯まで検査。

なぜか、換気扇の紐に感動していた管理人。『ここまで気がつく人はいない』とのこと。

それからトイレの便器の中のことをゴニョゴニョ言うので、何、難癖つけるのだと思ったら、

『こんなにきれいな便器を見たのは初めてだけど、どうしたらこうなる?』と言っていたらしい。

それは、引越しのときに邪魔だからと、洗剤を全部トイレに捨てたらそうなったんだけど。

捨て忘れたシンク下の炭は、咄嗟に除湿剤に入れておいたことにした。

掃除を諦めた部分は、とにかく理屈を言いまくる。

実は、最初に検査日の申し込みをしにいったときに、

私の実家はアパートを経営しているのだが、渡しに際して、サンダーなどで、

こちらの手を入れて良いのかと言ってあったのだ。

それはちょっと本当で、私の実家は業者に頼まずペンキ塗りとかするので、

ほんのちょっとは知識があるのでそれを利用して、

『こういう壁の塗り方は、駄目ですね。3代前のがはがれてきてます』だの、

実家の地盤が弱いのを思い出して、

『この地盤は弱いですね。建物が傾いているので、どうしてもこれ以上きれいにはなりませんね』とか

カビカビハウス時代のワックス塗り経験を活かし、

『おそらく前の人が、カラーワックスを利用しているので、どうしてもむらになりますね』なんてことを

とにかく言いまくったのだ。

My Home History  
結婚するまで引越した事がなかったのに、結婚を期に名古屋から横須賀に移り住む。
気に入った地域にあったが、崖の下にあり、カビに悩まされる 8ヵ月程度の研修転勤が決まり、
これをきっかけに、家を買うことを思いつき急遽家を探す事になる。
結局、ぶっさいくな物件ばかりで、お値打ちなアパートに荷物を移動させる。
新居では1日しか眠ることなく、だんなちゃんは転勤先の江田島へ、私は名古屋に移動する。
2ヵ月滞在の後、名古屋から江田島に移動する。 半年の滞在の後、江田島をごまかす様に後にする。
横須賀の借りていた部屋で生活をはじめるが、駅から1分という立地、日当たりのよさで、だらだらと引越しもせず今に至る。


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