『そうだったの?知らなかったわ〜』と、アンテナ屋さんから話しを聞いた大家さん。
もともと電波が弱い地域だったので、ノイズが少しはあったのだが、
見えないっていう情況はなかったし、調度2階の引越しと重なって、
原因がわからないでいたのだけど…と説明。
大家さんは、向かいの工事している社長に、電波障害チェックを依頼した。
数日後、家の線路側でごそごそという音がした。
なんだろうと思ったら、顔はよく見えなかったのだが、知らないオヤジがいて、
線路の向こうにいる男となんかやっていたが、鉄道会社の人かなと思ってあまり気にとめなかった。
その数分後、向かいの建築屋から依頼されたという業者の人間が来た。で、テレビの様子を見してくれとのこと。
ところが、不可解な事がおきた。それは、さっきまでとテレビの状況が全然違うのだ。
詳しく云うと、アンテナがボキっと折れたときに、アンテナ屋さんが、一番ましな状況にあわせてくれていた。
というのは、どのチャンネルも満遍なくノイズが入るが、見られないチャンネルはなかった。
ところが、今度は、きれいに見られるチャンネルと、全く写らないチャンネルになっていたのだ。
明らかにおかしい。ってことは、もしかして、さっきいた男が何か細工をしたのか?
でも、状況説明みたいなのは、現状での話になる。う〜ん。
でも、その業者が言うには、確かにテレビやアンテナの故障ではなく、
電波障害での異常だといい、何か適当な処置をしようかというが、
ちゃんと治してくれるなら別だが、当分留守にするので今は良いと言ったら、
何かあったら連絡してくれと電話番号を残し、帰っていった。
本当は念書を取ろうとも思っていたが、いくら何でもと思ってもらわなかったが、
やはり気になったので、夜になり大家さんに状況だけは話をしておいた。
『ちょっと、あなたから話を聞いておいて良かったわよ』
次の日、大家さんから電話があり、向こうの建築業者の社長から電話があったそうだが、
ところが、大家さんに届いたのは虚偽の報告&直す必要は全然ないし、
ちゃんとテレビは映るって言っていたとのこと。
大家さんは、それよりなにより、電波障害チェックをしてくれと言ってあったのだが、
それはちゃんとしてくれたのか?と聞いたら、それはしてないとのこと。
私が依頼したのは、電波障害チェックだと大家さんが言ったら、
後日改めてチェックをしに来るとのことになったそうだ。
でも、嘘をつく業者が、私たちとだけ話しをしても、本当のことが伝わるとは限らない。
また同じことになるだろうということになり、それは断ろうということになった。
で、代わりに持ち上がったのが、ケーブルテレビ案。
というのは、この家は線路沿いにあり、しかも風が強いので、再びアンテナが折れたら大変。
しかも、もともと電波状態も良くないので、ケーブルテレビの方がいいのでは?
と、大家さんと話していたのだ。
じゃなくても、我が家はケーブルテレビにしたいと思っていたので…