おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2003/05/03

2003.5.03小田原えっさっさ

うちのだんなちゃんには、連休とか、GWとか、夏休みなんて関係ないんだと思う。たまに連休になるのだが、そんな時、しょっちゅう出港しているからか、『Livin(こじゃれた西友)に行こうか』とか『コジマ電気に行こうか』とか、良くて『横浜に行こうか』とかは言ったとしても、『たまには温泉に行こうか?』見たいな言葉は出てこない。『たまには温泉に行こうよ〜』と言っても、『ここから歩いて山を登れば温泉があるよ』と、ちっとも旅情気分が味わえないような返事が返ってくる。『おいしいものがないと嫌だ!』と言っても、『んじゃぁ、コンビニでお弁当を買っていこう』と張り倒したくなる事を言いやがる。そんな人だから、GWに休みを細切れにして、平気なんだ!はじめは、連休でも予定がわからないから出かけられないのかな?と思っていたが、他所の家にはあるバカンスが、うちだけないのは自衛隊のせいではない!ってわかった途端、超ムカついた。で、しこたま怒りをぶつけて、どこかに連れて行けといった所、無理やり返事をするあまり、適当に答えた『小田原』に行く事になりました。

GW真っ只中の5月3日。だんなちゃんと9時に横須賀駅で待ち合わせ。一路小田原に向かう。
小田原は、結婚前に箱根に行ったとき以来。しかも、そのときは駅しか見てないし。新幹線の車窓から鈴廣の看板を見ると、ちょっと降りたいなと思うんだけど、だからと言ってどこに行ったらいいのかわからない。軽くネット検索をしたら、商工会が100円で乗り放題のあちこちを周遊するバスがあるというのと、平野寿将のプロデュース弁当があることはわかった。
ってことで、小田原駅。箱根に向かう人と、今日は北條五代祭りがあるらしくすごい人。う〜〜〜ん、どこに行ったら何ができるのかがわからない。とりあえずおみやげ屋らしきものを発見したのでそっちに向かうと、お弁当を売っていた。お昼は箱根湯本の知客茶屋のとろろ飯とか、何がいいかなとだんなちゃんに聞いたら、平野寿将のお弁当を食べてみたいというので、2種類買う。

その後、商工会のバスに乗って小田原の街めぐりをすることに。
100円出すと、バス手形と資料やお店のクーポンが入った袋をもらえる。バスは小さいので超満員。一夜城跡や漁港、お城などを巡るのだが、この日はパレードがあるので、お城より先へは、午前中しか動かないというので、その中でちょっと気になった『なりわい交流館』という所と『万町・街角資料館』を目指す。

で着いたなりわい交流館。シックな建物の1階には小さな座敷があり、お茶を自由に頂ける。が、このときは係りの人がいずに飲み損ねる。2階に上がってみると、小田原の資料がほんの少しある。ただ、学がない私にはさっぱりわからないっていうか、興味がないので、次のバスを待つことなく、万町まで歩いていく事にする。

で、万町の街角博物館。
…実は、私はまた得意の勘違いをしていて、(なりわい交流館もだけど)、私は万町に街角博物館という建物があって、その中にいろんなかまぼこやさんやら、小田原の産業ゆかりのものが集まっている物産会館みたいな所を想像していたのだが、そうではなく、小田原のあちこちの伝統物産のお店が、資料館やギャラリーを兼ねていて、そのまんま博物館として認定されている様子。ここにはかまぼこやさんがあり、見たことのない種類のかまぼこや、うにのびん詰めや塩辛なんかを試食販売している。いつもなら間違いなく買うのだが、実は私たちはそれぞれ、GW前を海辺で過ごしていたため、海の珍味が冷蔵庫に溢れていたので、買うまでには行かなかった。でも、結果的には、ここで試食したうにくらげだったか、うにいかだったかが一番おいしかったような気がする。

その後再びバスに乗り、漁港を目指す事にするが、途中で気が変わり、箱根湯本辺りならいけるので、小田原上を見たら移動する事にする。ってことで、バスで小田原城に向かう。
お祭りの本拠地で、パレードもここからスタートするのもあろうし、藤の見ごろと重なったのか、とにかくすごい人。物産なんかのテントも出ている。お祭りも見たいのだが、とても見られそうもないので、天守閣に登ることに。ここで、バスを乗るときにもらったクーポンが実力発揮。小田原城も割引になるの。
天守閣までは資料がいっぱい。上は定番のおみやげ屋さん。お外には相模湾が見える。
ところで、だんなちゃんは一夜城の話を知らなかったのだが、一夜城と言うのは、秀吉が山の中に城をこっそり建てさせ、完成すると同時に、前の木を伐採したので、相手が一夜にしてお城が建ったように思いびっくりして、言うことをきいたっていう話(今は一夜城は跡しかないが、良い眺めらしく観光客がいっぱい)。

で、2人で、一夜城はどっちの方角かなと、びっくりした人たちに思いをはせて遊んだ後は、お昼ご飯を食べる事に。お弁当を買ってあったので、駐車場の脇で何組かの人がお弁当を食べていたので、我々も。

ってことで、やってきましたお弁当タイム。おべんとうは2種類あって、おばあちゃんのおべんとう(980円)とじゃこめし(630円ぐらい)。おかずは重複しているものもあるが、どっちも食べてみたいので、どっちも半分こする。
じゃこめしのきのこみたいなのはサトイモでできてます。おかずはちょっとしょっぱいかな。でもおいしいです。特にご飯が。で、どっちがおいしかったっていう話になったとき、2人ともじゃこめしの方がおいしかったと意見が一致。バランスもいいしね。

その後は箱根へGo!
目指すはなんか面白い物がないかなって云うのと温泉。当てがあるわけではないが、とにかくGO!

で、おみやげ屋を物色しながら、適当な温泉がないか探す。お土産も、どこも干物・かまぼこ・うめぼし。わからなくはないが、これって云うのもない。
そんな時出てきたのがこのお店。
そこには入れ物に入った干物があり、自分で焼きながら試食をするお店なのです。これがねぇ、楽しいの。しかも昆布茶まで用意してある。買わなくて申し訳なかったけど、楽しかった。

その後、知客茶屋を越して、ずんずん宿の方にも行ってみるが、奥へ行けば行くほど、日帰り入浴の代金が高いので、結局、大通りにあったビジネスホテルっぽい宿の1000円のお風呂に入ることにする。なんか、ちゃんとそこを掘って出てきた温泉らしい。靴をロッカーに入れて、お風呂へ。お風呂は、普通・ジャグジー、露店の3種類。狭いが、時間が良かったのか人が少なくのんびり入れる。特に露天風呂は気持ちよかったが、箱根登山鉄道が見られるって云う事は、向こうからも見えるのか?
で、45分というお約束だったので出る。(が、だんなちゃんに20分ほど待たされる)お風呂はぬるめだから、長く入っているには確かに向いているかも。でも、ここは靴箱でも、着替えのロッカーもお金を取るが、だんなちゃん曰く『流石にドライヤーまで有料で、何でも金・金っていうのはなぁ』と言っていた。確かに、全部払ってたら結果的にはそんなに安くないかも。

そして再び湯元の駅へ。数あるきティーちゃんから足柄山キティーのストラップと、気になっていた黒卵を買う。黒卵は箱根の大涌谷の名物だが、あそこで食べたのが懐かしくって買った。が、後からの話しになるのだけど、これが温泉卵で、大涌谷のものとは似ても似つかぬもの(あっちはしっかり茹で上がっている)。味もおいしいって感じなかったっていうか、アレルギーのときだったので、そのせいかは不明だけど悪化したのが、結びついちゃって、もう買いたくないものになってしまった。

そうそう、小田原でも売っていたのが、菜の花という店の月のうさぎという饅頭が名物らしく、どこでも人だかり。試しに食べてみたのだが、今となってはまるっきり覚えてない。資料を見たら栗饅頭だって。

箱根小田原を後にして、再び東海道線へ。このとき6時。夕ご飯は茅ヶ崎に途中下車して『茅ヶ崎えぼし』に行く事に。
このえぼし、売店が横浜そごうと横須賀さいかやに入っているのだけど、よしこちゃら(母)が、ここの玉子焼きが好きで、そのついでに名古屋に帰るときのお弁当なんかを買い始めたらはまったお店。その居酒屋が茅ヶ崎と海老名にあるので、折角通るのだからと寄ってみる事にしましたが、いやぁ〜駅前だからっていうことでもないだろうけど、広いお店なのに、外にも待っている人が溢れている。そんなにおいしいのか?ワクワク。まぁ、折角なので入らずに帰るつもりはなかったけど、どのぐらい待ったかな、1時間は待たなかったのかな?でも結構待ったよ。私たちは串焼用ののカウンター席に通されました。

で、なんですが、本当はお弁当には言っていたがんもどきがあったらそれが食べたかったんだけど見つからず、焼き鳥や、シラスと豆腐のサラダ(これが気に入ったのでまねっこ版を作る)などを注文。このお店は、1品あたりも、あんまり安くないのだけけど、お酒も高い。ちょっとお財布が気になるが、だからといって2回3回と来る事もないかもと思い、食べたいものを注文する。気に入ったのがつくね。実は私はつくねがそんなに好きじゃないので頼まないのだが、ここのはあんまりおいしくっておかわりした。ところが、2本目、塩で頼んだのにタレで出てきて、私が頼んだのは塩だって言ったのよ(焼いている人をずっと見てたけど、本当は間違えたのを気づいただろうに、知らない振りして出した模様)。だけど、2度目は慌てて焼くからか、とにかく焼き方が雑で、おいしくないの。タレのときは丁寧に焼けていたので、そっちの方が良かったかも。全体的にはしょっぱめかな。それとも関東の味なのかな?まずくはないんだけどね。

そうそう、後日、横須賀MORESにある茅ヶ崎仕立て屋食堂だかいう、えぼしっぽい店に行きました。この店も高かった。メニューもよく似てるんだけど、えぼしよりさらに割高感がある店。っていうか、だんなちゃんがその店を選んだのに、店に一歩入った途端、きっとこの店には2度と来ないような気がすると言っていた。時々思うのだが、MORESはいい店と悪い店の差がありすぎるかも。

ってなことで、楽しい小田原日帰り旅行でした。

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

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あやちゃん・たまちゃん・パラダイス計画(夫にだけおいしい思いをさせるかと追っかけて行ったブルネイ旅行の話)

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