おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2003/08/09

東北への道

GWの私はブチ切れていた。詳しい事はおいといて、とにかく、どっかに連れてゆけ!ということになった。
そんなわけで選んだのは東北。なんせ、私は小学校2年生のときに日光にいったのが日本での北限となっているので、憧れの地なのである。ところが、私、旅行会社で2年も国内担当でお世話になっていたにも拘らず、東北って云うのはトントわかんない。なんせ、津軽海峡冬景色を歌わないと、岩手と青森の位置が逆転しそうな感じ。
そんな風なのでどこに行ったらいいのかわからず、手っ取り早くツアーで行こうと思うのだが、これが候補日の一つは、東北三大祭と重なり、ツアーがそんな感じなので、だんなちゃんからNG。でももう一つの候補では、ツアー自体がないんだよね。ってことで、個人手配。宿はネット検索&問い合わせ、交通手段はJR東日本で販売されているふたりの北東北切符を使うことに。ってことで、必然的に盛岡以北に。そうすれば、長年の憧れわんこそばにも挑戦できるし。

ふたりの東北切符
男女ペアーで行動する事が条件で、盛岡以北の特急指定席(新幹線含む)などを自由に利用できる切符。
つまり、秋田新幹線こまちとか八戸までのはやてを何度でも利用できるので結構使える。
フリー区間までは、特急指定席(新幹線含む・途中下車不可)・あけぼののB寝台が利用可能。
期間は4日間で料金は東京発2人で44000円
発売期間は来年3月28日まで

で、北東北はともかく、どこに行こうと考えて、思いついたのが温泉。しかも、できれば海を間近に見ながら入りたい。ということで、青森の不老不死温泉が候補に。で宿に問い合わせをするが、予約可能日が1日あったものの、1週間ほど留守にしていたため、連絡がうまく届かず、満室だと思い諦める。
その作業と同時に、不老不死温泉が取れても取れなくても、ここなら良いのではないかと思ったのが、青森の浅虫温泉。旅館の運営サイトでも他所でも取れなかった南部屋をJTBのサイトで予約。
ここを選んだのは、値段とJTBで料理自慢の宿マークとなっていたのと、全室海が見えること、そして姉妹館の海扇閣のお風呂が使えるというのがポイント。
最低2泊したかったので、もう一泊を改めて探すのだが、最初は、三沢にある古牧温泉を持っているグループ(ここは、プロが選ぶ旅館100選で古牧温泉の宿が1位になったことがあり、グループのほかの宿も入賞している大手)の無料シャトルバスが魅力(これまたすごい)で、奥入瀬にある宿を取ろうと思っていたが、どうも、十和田湖(休屋とか)辺り、私が苦手なものが出やすいという話しを小耳にし、再検討に入っていのだが、結論がでず。
なら、秘湯ということで乳頭温泉に行こうと思い、宿をその手前の田沢湖高原温泉でとることに。ここでも、国民宿舎と、かなり気に入っていた田沢湖高原ホテルで迷ったのだが、プラトーホテルという所もあると知り、ネットの宿泊予約では空きがなさそうだったが、旅館運営のサイトに行ったら予約が可能だったのでお願いすることに。
そんなわけで、旅館も決まり、電車もえきねっとで指定席を取ったので、安心安心、後は出かけるだけだった。

そうそう、この予定をたてているとき、東北で大きな地震があった。行き先には問題がないのだが、電車が止まったときに、だんなちゃんの仕事に響くし、旅程もスムーズなので予定を1日ずらす事にした。つまり、予定を1日早めて、1泊目田沢湖高原・2泊目浅虫温泉を1泊目浅虫温泉・2泊目田沢湖高原にしたのだ。だが、これが裏目に出ようとは。

ところがぁぁ〜〜〜〜〜
なんと台風が来るっちゅーじゃない。しかも、これが大型で速度が遅いとのこと。コース的には大丈夫そうで、だんなちゃんに、もしものときはどうするの?って言っても、楽観している感じ。確かにそう思うのだが、なんとなく嫌な予感。そしてそれは的中。だんなちゃんの艦は、急遽台風避泊をすることになったため、翌日の出発は絶望的ってことになり、宿をキャンセルし、電車も変更をすることに。昨日まではキャンセル料が取られなかったものの、前日なのでJRも宿もしっかりかかる。だんなちゃんよ〜〜〜〜って思いながら、キャンセル手続きをする。
JTBのネット予約の場合、キャンセルは電話の自動サービスからできて、キャンセル料がかかる前の日の20時までに手続きすれば、更に手数料の525円も無料になるのだが、何故か、うまく通じなかったらしく、オペレーターのお姉さんが出てきて、手続きをしてもらうことになる。
そのとき、『キャンセル料が30%かかりますがご了承願えますか?』というので、『台風だから仕方ないね』とぽつんと余計な一言をいってしまうが、この言葉のおかげで台風理由ならキャンセル料が軽減されるかもしれないので、待っててくださいとなり、なんと手数料を含め一切免除に。不幸中の幸いでございます。
JRの方は、西日本では台風理由のダイヤ変更が決まったが、JR東日本ではまだ対処が決まっていないので、それを理由にどうにかしてもらうという事はできなかったけど、(にしても、JRも旅行会社にしても、台風などの自然災害の場合にはどうすればいいのかという対処作がネット上で案内されていないのは不満)フリー区間内の指定券はそのまま問題はなく、往路の指定については乗車変更で対処してもらったので、料金がかからず。乗り遅れたら大変だけど、とりあえず、これもOKと。
後はもう一泊分の宿を取るだけってこととなりました。

さらにぃぃ〜〜〜〜
そんな不幸中の幸いみたいな状態で、台風情報とにらめっこしながら、宿を検索していたら、値段はちょっと高めだが、浅虫観光ホテルという浅虫温泉の海辺の宿が予約可能になっていた。しばらく、迷っていたが、やっぱり予約をしようとボタンを押したら、予約ができなくなっている。なんと、3分前に0時を越してしまったので、オンライン予約受付時間が終わっていたのだ。のぉぉぉ〜〜〜。そういう宿は電話で問い合わせを下さいという事なので、朝起きたら日本旅行の支店に電話をすることに。これがなかなかかからない。そして、更に不安なのが、台風の動き。コースもだけど、そのスローさ。H”は艦の上には通じないので、だんなちゃんからの連絡がないと、本当に帰ってくるのかはわからない。最初のうちはそれでも帰ってくるだろうと思ったが、台風が去った後から急に風が強くなり、時間が経つ程不安に。そして、そのまんま夜の10時近くになっていたので、こりゃダメだとあきらめて、どうせ通じないだろうと思い『あんまりだ〜〜〜!』とメールを打ったところ、通じてしまった、ってことはと思ってたら電話がかかってきて、今日中に戻れるとのこと。
ほっ、宿にキャンセルの場合は100%のキャンセル料がかかるといわれてたし、電車もこれ以上予定変更は不可能だったので助かったぁ。
2泊目の宿は、時間がもう遅いので候補の所に電話をすることもできないので、とりあえずFAXを入れておくことに。で、取れたらそこで泊まり、取れなかったら、最悪ビジネスホテルでもいいから、JTBにでも寄って入れてもらおうということで見切り発車しました。ふ〜〜〜〜〜

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

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あやちゃん・たまちゃん・パラダイス計画(夫にだけおいしい思いをさせるかと追っかけて行ったブルネイ旅行の話)

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