おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2003/08/10

乳頭温泉

乳頭温泉とはいくつかの温泉をまとめて乳頭温泉郷って呼ばれてます。この鶴の湯は日本秘湯を守る会に登録されてたりするわりには、かなりメジャーな温泉だったりします。
他の温泉へは、私が使っている路線バスなどで向かうのですが、鶴の湯は離れているため無料バスが出てるのです。入浴可能時間は日帰り客は10時から15時まで。
ネットではかなり混雑していると前評判を聞いていたので、かなりの覚悟で望みました。

着いたのは1時ちょっとすぎ。お風呂には入りたいけど、その前に食事。みんなうどんとかを食べている。なんかちょっと高くなった所には、囲炉裏もあって、そこで食べているお客さんもいる。私たちもそこで注文をすればいいのかと思ったが、念のために温泉の人に聞いてみると、食事は1時までで、それ以降は入り口付近にある喫茶室で注文してくださいとのこと。まぁいいかと、喫茶室に向かう。
食事のメニューはカレーライスとトーストと山いも汁と山いも汁定食とある。カレーを食べるのもなんだしということで、山いも汁定食を注文。
いも汁が500円で、こっちの定食は750円、いも汁というのをとろろ飯を想像していたので、それならいも汁でも良かったかなと思ったが、出てきたのは、芋煮っていうの?とにかく芋とかいろんな具の入ったお味噌汁である。それとご飯とお漬物と山菜。
で、その芋汁なのだが、なんかバター臭い。っていうか、バターが入ってるのじゃないのか?匂いといい、この油ぎっちょんちょんといい。まずくはないんだけど、でも、まあ不思議な味。お漬物は、なんとなく、奈良漬っぽい色で苦手そうな感じだけど、食べてみると、これがひたすらおいしい。ああ、これがいぶりがっこというものなのね〜〜〜〜。うわぁぁ〜〜〜ん。おいしいよ〜〜。

その後は、お楽しみの入浴タイム。400円を温泉に入る前に払う。
が、これってたくさん人がいたら、まぎれこんでもわかんないんじゃないかな?で、入ってみたはいいものの、どこのお湯から楽しめばいいのかがわからない。ってことで、手前に黒湯という表示が出ていたので、そこに入る事に。
脱衣所を抜けると、ほんの小さなお風呂が。確か定員6人ってたっけ?とにかく小さい。が、たった一人しか入ってないので、そこに入る。少しお湯がぬるいか?すると、脱衣所から来た人たちが、私の横をすり抜けて行く?あれ?このお風呂に入るんじゃないの?あっちにもあるってこと?と思い、着いてゆくと、とても眺めのいい大きな白色の露天風呂が。あ〜気持ち良さそう。大量のアブさえいなければ。

そうなのだ、とにかくものすごく大量の蜂のようなアブがぶんぶん飛び回っているし、止まっているし、とにかく怖い。これはネットで見たときの想像を超えていた。アブ用にハエたたきもある。頭に止まったりするのでお風呂の中の人は皆落ち着かない様子。私も真ん中に行けばアブが近寄らないかと思っていたがそんな感じではない。それでも長く入った方じゃないのか?う〜〜む。
で、また黒湯を通って脱衣所に。そういえば黒湯がすごく混んでいて、湯舟に入れない人が、洗い場で待っていた。着替えると脱衣所で声をかけられ、黒湯はどこなんですかっていうので、その小さなお風呂ですよと教えると、ここは、露天風呂と、小さい黒湯と、内風呂の3つしかないのか?という話になり、後一つ混浴があると思っていたと伝えると、そこはとても女性が入れる雰囲気じゃないからやめてきたというので、行きたいなと思っていたが、私も1人で行く勇気がなくやめて、内風呂でゆっくりする事に。

ここのお湯で顔を洗うと肌がきれいになると他の客が言っているので、私も試す。そんなこんなのタイミングか、もともとそんなに人はいなかった気がしたけど、ちょっとの間1人きりに。ふふふ、貸切♪しかし、だんだん混んできたので、他のお風呂に入りなおすにしても、とりあえず暑いし、とにかく1度あがることにした。
他にもあるなら入りたいけど…とおもっていたら、いつの間にか外側に出ていたらしく、ありがとうございましたと温泉のスタッフに言われてしまう。…まぁ、いいか。考えたらお風呂に入っているトータル時間30分ちょいほど。あんまり入ってなかったな。 でも十分のぼせてるけど。

だんなちゃんはあと30分は出てこないだろうから、おみやげ屋さんでお土産見たりお茶でも飲んで休んでることに。
そうそう、来たときから気になっていたのだが、ここのおみやげ屋さんには馬鹿でかいはんこがある。よし、それを押す事にしよう。紙を100円で購入(残念だが真ん中の上のところが少し破れていた)。あと、お風呂の写真は取れないので絵葉書とご飯で気に入ったいぶりがっこ、秘湯を守る会に認定された温泉での限定販売のビールを購入。だんなちゃんと合流して、写真を撮ったりして、15時半のシャトルバスで田沢湖高原へもどることに。そうそう、行きのバスでも一緒だったんだけど、父親の要領の悪い親子連れがいたの。
その人たちも山いも汁を食べたらしいんだけど、
『あれ、うまかったなぁ〜!何が入ってるんだろう?』としきりに考えていた。
バターだったらがっかりしないかな。肉の出汁だと思ってそうだからな。

日本の秘湯を守る会とは東京の朝日旅行社が認定したものらしいのだけど、鶴の湯もその認定宿。結構有名みたいだよ。
秘湯ビールというのはその認定宿でのみ販売されてるという事で1本500円で購入。味はたいして印象に残らない味だったような気がする(ってところが残ってない証拠)お風呂上りの一杯用に軽めだったのかも。りんごとかジュースと一緒に水の中で冷やしてありました。

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

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