憧れのわんこそば。昔女の60分という番組で挑戦していた女性レポーターが、いきなり高記録を出し、しかも、大会でも入賞するのを見てしまい、ずっと憧れていた。念願のわんこそばである。
さて、買い物を終えて、さほどお腹の減っていない状態で私たちは、東屋につきました。場所は盛岡バスセンターの近く。
ネットで検索したには、かなり待つらしいから、ちょうど良いかと思ってたんだけどね…。
お店には続々と人が入ってゆくのだけど、お店の人が『わんこですか?予約してますか?(大体の人はしてない)では、2階にどうぞ』と、なんだかあっさりと、皆2階に吸い込まれてゆく。
そして私たちも、同様に吸い込まれてゆき、あわただしく店員が動き回る、わんこそば用の座敷へと通された。
注文したのは3000円のコース。
わんこそばは2500円からなのそうだが、2500円だと食べたおわんを並べずにマッチで数えるって言うので、折角なのでムードを重視し、3000円コース。
しばらくすると前掛けを渡され、料理とか薬味が並ぶ。おそばを人はまだ来ない給仕してくれるが、どうやら隣の男2人組と一緒にやるらしい。
その間、お刺身なんかをつまむ。食べない方が有利だよとも書いてあったが、きっとそばばかり食べるのは無理があるだろうからと、とりあえず、全種類口にしてみることにしました。
さて、おっとり気味のおばさんが来て、戦闘開始です。
でも、私、お腹すいてないんだよね〜。だんなちゃんははじめからそんなにがんばる気はないよう。だけど、隣の男2人組、特に私斜め前の人は闘志ムラムラむんむんで、ぎらぎらしている。こりゃ、同じペースで行ったら、もっとダメだと思い、マイペースにすることに。もともと、男の人と張り合うのは難しいだろうもんね。
『最初の一杯はそのまま食べてください』というので、その通りにする。そのとき、すでに戦いに敗れてたのかもしれない。
私は、そばは江戸っ子風に、少し固めのそばに冷えた汁をほんのちょっとつけて、飲むのがすきなのだが、飲み込みにくい。それとお汁が濃い目で少し生暖かい。う〜〜〜〜む。
でも、まあ、これも記念なんだから、のんきにやるか…と、マイペースにデザートを食べたり、刺身を食べたりしながらの参戦。当然、男の人たちとは差がついてゆく。
が、まぁ、しょうがないと挑んでいたら、給仕の人がそばを取りに行ったときに(これが結構ある)『僕、もうや〜めた』とだんなちゃんがリタイア。おお?そんなぁ。
『だって、お腹いっぱいだもん。苦しいもん。』
なぬ?60杯ちょっとぉ?それって男の人の平均なんでしょう?隣の人はがんばっているのに、根性なし!
『だって、平均だから、それ以上の人といかの人がいるんだもん』といいやがる。
しかし、それは許さん!との私の言葉で、あと2杯ぐらい食べ足す。
しかし、私もそろそろ限界。男の人はみんな60杯を越えている。
私の目標は多ければ多いほどだけど、コンディションが整っていないとはいえ、
あんなに楽しみにしていたのに60杯以下なんて嫌!プライドが許さない!
ということで、だんなちゃんが62杯ほどなので、私は63杯までがんばる事にする。
そして、戦いは終わった。苦しかったぁ。
おばちゃんが数える。このおわん、15個を一塊にしないといけないのに、数えるのが下手な私が数えたときは1列が14杯に見えたが、
おばちゃんが数えた結果、私の公式記録は66杯となった。
そして、だんなちゃん、彼のはきっちり数えられて、公式記録が60杯となってしまった。
あのときの2杯がなければ、だんなちゃんは平均以下と思うと、お尻を叩いてよかったよ。
で、公式記録を書いた紙を頂戴して、今回のわんこそばは終了。
だんなちゃんは、苦しい、とうぶんそばなんて見たくないと申しておりました。
は〜〜ぐるぢかった。でも楽しかった。
でも、関東に帰ってわんこそばオフをしようと思ったけど、それはやめとこうと思いました。