おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2003/09/22

そうだ!京都に行こう その2

さて、その下賀茂神社へは今出川までまっすぐバスで行き、そこから乗り換えて下賀茂神社で降りるのですが、
その乗り換え時に、偶然行けたら行こうと思っていた「ふたば」に並ぶ行列に遭遇し、お店を発見。
このふたばは、今回の旅のバイブルとなる「大人の週末」のお持ち帰りはこの店に限るで豆大福のおいしいお店として紹介されている。
この「大人の週末」っていう雑誌自体、そのとき数ある京都特集の雑誌の中で、単純に安いだけで選んだが、余所者の私が知っている所などちっとも紹介されてなく地味な店ばかりで、クーポンはちぎってきたものの、情報にも掲載されている店にも、正直、あまり期待はしていなかったので、この何でもない時間の途切れない行列にはちょっとびっくり。お店のおばちゃんたちはかなりスピーディーに動いているし、お客も地元の人ばかりで、注文もさっさとしているのに、本当に行列が途切れない。ってことで、私もお土産用に豆大福を3つ購入。そして、クーポンを利用し丹波豆の黄な粉を頂く♪

そこから、バスで2つ3つで下賀茂神社に到着。
私の中での京都のイメージには赤というのもあり、それで思いついたのが下賀茂神社だったので、時間があれば行こうと思っておりましたが、下賀茂神社は世界遺産に登録されているのだけあって、本当に思ったとおりの赤が、寺の茶と、壁と砂の白に映える。しかも、今日の快晴、きれいじゃないわけがない。びゅーちほ〜!


そして、また移動。今度は京都大学の側まで行き、そこから一本で清水寺に向かう。京都大学はどうも、文化祭らしい。ちょっと入ってみたい気がしたが、清水寺に向かう道路は今までと異なりかなり混雑している為に先を急ぐが、それは正解。やっぱり飛び石でも連休が絡むからか、混む所は混んでいるのだな。バスを降り、清水の坂をえっこらと上る。運動不足の体にはきつい坂。たまちゃんと年齢の話題をついしてしまう。しかし、現金なものでおみやげ屋が見えると元気になる私たち。だが、お土産は清水を見た後でということで、とりあえず進む。

ところで、清水寺の入り口近くに『首降り地蔵さん』があるのはご存知でしょうか?私が聞いた話しでは、首を願い事を叶えたい方角に向けてお参りするのですが、数年前、私と初詣に来た友人は、願い事があまり思い浮かばなかったのか、とにかく、本当に出来心で首をぐるぐる回して遊び始めました。で、「そんなことしてると、世界中を飛び回ることになるよ」と私が突っ込みを入れたのですが、なんと彼女、もともと国内の添乗員だったのに、急に海外添乗員に転向し、半年後からは世界中を飛び回ることになったのでございます。まぁ、偶然かもしれないけど、よく出来た話でしょう。

そんなわけで、今回も軽くお地蔵さんの首を動かし、いざ清水へ。するとたまちゃんが「お胎内巡りがあったよね?」と言い出す。私は清水でもそんなのがあるのは知らず、せっかくなので100円を払い、参加することに。善光寺もそうだったけど、本当に真っ暗。でも、なんか楽しい。
その後、入場料を払って参拝開始となるのだが、なにやら230年振り高の御開帳とか云って、いつもは入れない奥のほうへ200円だか300円高を払うといけるらしい。それから、願掛け用のろうそくも売られているので、購入して参加する。奥は仏像がいっぱいあり、願掛けのろうそくがたくさん灯されている。ありがたいだか、どうなのかよくわからずに歩いたが、そのとき一つだけ感心したのは、ろうそくの火は、大本のろうそくから貰い、他人の願い事の火から奪ってはいけないっていうルール。この灯りは、その人の希望の灯りなんだろうなと思った。

しかし、感心したのはここまで。出口ではワダエミデザインの230年ぶりの御開帳記念お守りが販売されていたり、その後もドンドコお賽銭や小銭をとられる仕組みとなっており、音羽の滝には、みんなで共用する杓以外に、自分専用のコップが200円で売られていた。よくわからない外国人は、それを買わなくてはいけないのか?と首をかしげていたが、確かにこれほどのものを保持するにはお金がかかるのだろうが、いやぁ、なかなか商魂逞しいですな。

で、音羽の滝の水を飲んだなら、お土産タ〜イム!参道ではたまちゃんが姪っ子に頼まれた八つ橋を買ったりお漬物を買ったり下後は、ゆっくりと産寧坂を下る。私はプルルン好きの父親のために、わらびもちを探す。ここいら辺では文の助茶屋と、梅園の支店、洛匠などの甘味どころがあるのだが、本当にプルルンとおいしかった文の助茶屋は今回は試食のみにし(文の助茶屋の方がわらび餅らしいおいしさだと思うけど)洛匠の草わらび餅にした。そして、地キティーちゃんが大量にあるおみやげ屋を発見し、その中からいくつか選んでストラップを購入。お気に入りはたこ焼きキティーと、滋賀の信楽焼き(たぬき)キティー。あと、必要はないのだがあぶらとり紙で有名なようじやを眺めたり、適当にお店をひやかしたり。イノダコーヒーの支店もあるのだが、たまちゃんに相談したらどうせなら本店に行ってみたいとのことなので、お茶は後にし、女性の味方八坂さんに向かって坂を下ることに。

さて、八坂さんをお参りする前に、もう一つおいしいお店を見つけました。こちらは数年前の「太陽」という雑誌のお取り寄せ特集についていた「やよい」というちりめん山椒屋です。場所は坂を下りきって、下川原町通りになるのかな、八坂さんの南門が右に見えると左斜め前。これも、見つかれば行こうと思っていたのだけどたまたま発見。有名なのはおじゃこなのですが、私とたまちゃんが選んだのは季節商品(6月〜10月)葉唐辛子(500円)。これがたまらないのだわ。お茶にもお酒にも。
で、更に機嫌よく、観光舞妓さんを横目にしながら、八坂さんをお参り。正門を出ればそこは祇園。

祇園、四条通といえばお買い物である。ここでも、出来れば行きたいなとお店をいくつかチェックしてあって、舞妓さんご愛用の飴を求めて飴の小石、ぶぶあられを求めて原了郭、ひつじしゃんのサイトについていた手ぬぐい屋「永楽屋 細辻伊兵衛商店」でもうさぎ模様の手ぬぐいを購入。(ここには豆絞りのテディーベアがあって、かわいかったけど高くて見物だけ)見つからないと思っても、何だかんだいって人気のあるお店なのですぐ近くに支店があり、ここでも欲しいものはすんなり全部ゲット。いやぁ、珍しいぐらいにスムーズ。
…と思っていたが、一つだけスムーズに行かなかった事がある。それは時間配分。おそらく清水寺に向かう渋滞や、その他の楽しいことで、時間がかなり押していたのだ。予定では、そろそろ京都駅に着いているのがよろしいかと思う時間。だが、ここでたまちゃんと相談し、最悪の場合、新幹線で帰ろうということに。ってことで、両手に食べ物をいっぱい抱えて錦市場へ。

この市場は何回か来ていて好きな場所なのだが、だが、買ったものでおいしいものにであった記憶がなかったりする。それでも、数日前に名前を知った「万願寺とうがらし」のおばんさいがおいしいお店を大人の週末で紹介していたので、そのお店井上に向かう。ここで調達したおばんさいでビールをいっぱいやりながら名古屋へ帰ろうと話していたのだ。ってなわけで私はお目当ての唐辛子と、湯葉の煮物を購入。クーポンのおかげで10%オフ♪これで、本日の予定のお買い物は終了。

で、イノダコーヒー…なのだが、本店に来たのは10年も前の話で、場所もうる覚え、しかも、地図を忘れてきてしまったので、正直言ってたどり着けるかわからないが、そろそろだろうと思って錦市場を抜けた道が正解でまぁ、方角はわかっているのだからまっすぐ歩いていれば、近くにいけるのではと思ったら、無事たどり着いたのでございます。
ってことで、優雅に珈琲タイム。だが、正直言って、ちょっと味が変った?昔は、ここの水を飲んだだけで、今まで飲んだことのない水を感じたんだけど、なんか、割と普通の水になっていた気がする。珈琲も、印象的だった喉にまとわりつくような濃厚さ(これが水の質によるものだと思われる)が薄くなっている。でも、まぁ、雰囲気も楽しんだし、良しとしよう。ってことで、全行程終了。電車も、ローカルでスムーズに帰れる時間に何とか間に合ったので新幹線を利用せず。ただ、なかなか座れなかったけどね。それにしても、いやぁ、今回の京都旅行はホント、良くぞ行きたいところを全部行けたものだと思う。天気もあやたまにしては出来すぎなほど良かったし。ってことで、帰りの電車の中では「今度は花見の頃に行こう」とのたまちゃんのお言葉。京都にはうまいものなしと思っていましたが、いやぁ〜、おいしかった。ご馳走様です。

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

■関連ページ■
あやちゃん・たまちゃん・パラダイス計画(夫にだけおいしい思いをさせるかと追っかけて行ったブルネイ旅行の話)

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