旅行4日目。実質的な意味での最終日。
これまで天気には恵まれていたと思うのだけど、ここに来て大雨。
私のがっかりさをあらわしているのか、はたまた追い討ちか。
でも、まだ、秋田観光(?)が残されている。東北3大祭りのひとつ、竿灯祭りも見られる。がんばっていきまっしょい!
【朝もしょぼん…】
昨日、温泉の打たせ湯は、もしかしたらたまたま動いていないのかも?と思っていた。が、今日もそうだった。
トマトもなかった。麦茶もちょっとしかない。待合室の造花が生花になっていたけど、期待が大きかっただけ、本当に残念な宿になってしまったとしみじみ。
朝ごはん。
そうそう、ここの朝ごはんもとろろご飯など、とっても好きだった。
そのあたりは変わりはないが、やはり、果物がなくなったり、小鉢がいくらから塩辛に変わったりと、やはり落ちてる。
(以前のプラトーが気になる方はこちらをご覧ください)
本当に良い宿だったので残念。山菜の頃の無料天ぷらサービスや、
冬の隠れ家的な旅情を味わうチャンスに恵まれなかったが、今のこのホテルでは、それも期待倒れで終わるのだろうな。
【さようなら 田沢湖温泉】
しかし、そんな気分をいつまでも引きずってても始まらない。さっさと宿を出て、秋田に向かおう。
…と思ったら、外は大雨。バス停に向かうにも一苦労。本当に最後までトホホ。
私たちが乗るバスは、駒ケ岳の方から降りてくるので、登山客が多い。
最初のうちは空いているからかもしれないが、他のお客さんが乗ってきても、荷物をどっかりと座席に置いたまま…っていうマナーに、ムカムカしたが、それももう、ないことなのだろう。
そういえば、できればこのバスで、8合目まで行ってみたかったけど、それも気まぐれをおこして、乳頭温泉にワス行こうと思わない限りは、ないことであろう。さようなら。
田沢湖駅につく頃には雨も落ち着いていた。新幹線の待ち時間、地元の人が物産品を売っていたので、アイスクリームやジュースを頂く。ちょっと気分が盛りかえったところで秋田へ。
【それでも秋田があるじゃないか!】
11時ごろ秋田に到着。天気も回復。
竿灯祭りの最中なので、駅も活気づいている。心もうきうき。
とりあえず、秋田のお土産を求めて、ふるさと物産市に移動。
どうやら、そこは常にお土産を売っているようなのですが、竿灯祭り中なので更にパワーアップしている様子。そこに行くまでもたくさんの屋台。
地ビールや、横手やきそばなんかも売っていておいしそう。
【秋田にもあります!おいしいものが!】
さて、物産市ではいろいろなものを販売してます。地ビールやらなんやら、おいしいものがいっぱい。
もう、こういうところ大好き。更に、地酒の試飲販売もしておりました。
こういうところで試飲して困るのは、なんとなく買わなきゃいけない気分になること。
朝市の場合は、私の実家が海産物問屋なので、勧められても「昆布屋の娘だからごめんね。買うものないの」と言えるのだけど、お酒は気に入ったのを欲しいので。
ってなわけで、試飲しては「ちょっと待ってね、来たばかりだから、味はわかったし、ここのが一番だったら買うから」と言いながら、次々と試飲したおす。
正直、ほれ込むほどのお酒はなかったのだが、最終的には秋田の定番の高清水に落ち着いてしまった。
それ以外にも、稲庭うどんや乾燥まいたけも購入。すごい荷物。
その後、更なる期待を持って、秋田市民市場に移動。
確かに茗荷とか激安。野菜や魚も良い感じ。でも、かって帰るのには運搬に不安が。
そうそう、ここには七輪で焼きながら食べるスペースがあるとうる覚えで出かけたのだが、結局良くわからず。
その辺で焼いていたきりたんぽを2人で半分ずつ食べて後にする。
焼きそばもあったのだが、そういえば、来る途中で横手焼きそばを販売していたことを思い出したので、そこで焼きそばを食べて昼ごはんにしようと決める。
【秋田の地ビールもいいじゃん♪】
ところが、さすが横手やきそば。昼前だって言うのに売り切れたそう。フランクフルトを購入し、その横で売っていた秋田の地ビールを飲む。
秋田の地ビール、かなり良い感じ。コクがある。帰りに買ってゆこう。
【比内地鶏もおいしいぞ!】
でも、当たり前なのだが昼ごはんには足りない。
ってなことで、駅ビルでそれらしいものを食べようと、地元料理を出しそうな店に入る。
比内地鶏わっぱを食べる。お吸い物にはじゅんさい。おいしくて満足。
【秋田温泉プラザで一風呂】
さて、夜はお祭りを見るにしても、できればそれまでにひとっ風呂浴びたい。
ってなわけで、バスで駅から15分ほどの『秋田温泉プラザ』に行くことに。
入湯料520円で日帰り入浴できるのだが、きれいだし、お風呂の種類がいっぱいあって良い感じ。特に露天はすごく気持ちが良い。
【ビバ!きりたんぽ鍋!】
温泉からの帰りのバスはお祭りの為か渋滞。
なので途中下車して、竿灯祭りにはまだ時間があるが、そのまま竿灯祭りのイベント会場に向かう。
そこは大通りを挟んで竿灯祭りが行われるのだが、私たちはそこまで行くと、帰りの電車に間に合わないかもしれないと、イベント会場の道路際の席で待つことに。
しかし、この場所なかなか良い。なんせテントでおいしいものをたくさん販売しているので。
気に入った秋田の地ビールもある。とりあえず、比内地鶏の焼き鳥を食べる。これは割りと普通。
きりたんぽ鍋、半分ずつ食べたけど、とってもおいしかったので、また買いにいく。
今まできりたんぽって、焼いた五平餅のようなものしか食べたことがないけど、鍋だとまたおいしいのねと発見。
食欲が更に沸き、とうもろこしなど次々と食べる。
そうこうしている間に、交通規制が始まる。
3大祭りツアーをしているような観光バスが続々やってくるのだが、それが更に渋滞を起こしているよう。
バスの中の人々は、会場にたくさんの人が集まっているのを見ては不安そうな顔をしていた。
しかし、それでも動いたバスは良い方。
中には、交通規制前の信号で引っかかってタイムオーバー、進路を変更させられるバスも続出。
3大祭りバスツアー、ちょっといいなと思っていたけど、これはこれで大変かもなぁ。
【そして 竿灯祭りが始まる】
竿灯祭りは大通りを隔てて向こう側、垂直に交わる道で展開される。中央分離帯には桟敷席が用意され、竿灯が倒れてくることもあるらしいのだが、おそらく間近で見るとすごい迫力なんだろうな。最初は桟敷席を買おうかと思ったけど、気がついたときにはすでに完売。
でも、人ごみに入ると時間が読めなくなるし、確かに通る車が邪魔と言えば邪魔かもしれないけど、それなりに見えるので満足し、目の前のバス停から駅に戻る。
残り約1時間。駅で買い損ねてる地ビールやお土産を購入するつもりでいたが、開いているのはコンビニのようなキオスクだけ。
こまちラガーなどが買えないじゃん!
で、ふと思い出したのが、イトーヨーカ堂の存在。
あそこならまだ開いていて、ひょっとしたら売っているのでは?
大急ぎで走って向かうと…ありました。店内の酒屋に地ビールが。
そして、観光客、帰省客を当て込んでの地元お土産コーナー。
ここで最後のお買い物をする。
…にしても、昨夜、大量に荷物を送ったはずなのに、ものすごい荷物。身軽なはずが、ビールや要冷蔵物の為にイトーヨーカ堂で大量に氷をもらったりしたので、なんかすごいことに。待合室で詰め直す。
【ってなわけで、家に戻ります】
そんなこんなで、楽しかった函館・東北旅行は終了。楽しい時間の終わりは寂しいものである。
今日もそんな気持ちはもちろんあるものの、でも、帰りもちょっぴり楽しみ。久々に寝台電車に乗れるから。
本当はこの夫婦パスで『あけぼの』のB寝台の個室も取れるそうなのだが、すでにいっぱいで、一般的な2段ベット。でもわくわく。
少しだけ早めにホームに下りる。が、どうやらお祭シーズンの為、20分ほど遅れているらしい。
その時間を使ってホーム内のキオスクを物色。オランダせんべいと言う、サラダせんべいをGET!なんとなくおいしそう。