おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2005/01/08

北海道・しばれ旅 1(画像入れ中)

きっかけは空の上

それは、香港へ向かう飛行機でのこと。機内食に緑のカードが添えられていた。
「Shop inflight and win a Janapnese spa holiday」
ちゃっと訳してみると「全てのフライと対象、機内販売HK$2500以上の利用で、3月は北海道登別温泉の露天風呂つき宿、第一瀧本館での休日、4月から6月はFolli Follieの指輪時計などHk$1200相当プレゼントのチャンス!
詳しくはスタッフか、機内販売マガジンをご覧下さい」って感じ。
で、その第一瀧本館ってどこさどこさ?

ってなことで、冬休みは北海道に行くことにしました。
札幌を基点に、小樽、登別と、もう一つ札幌周辺の温泉ってことで洞爺湖。

私たちはいつもとくとく切符を利用するのだが、最終日に寝台に乗ると、切符を有効に使える。ってなわけで、寝台車で帰ってこようと検索していて見つけたJR北海道の冬季限定切符『いい夫婦パス』を利用することに。
この切符のグリーン車用に上りに限りカシオペアに乗れるというオプショナルをつける。ひぇ〜贅沢である。

ってなわけで、スポーツオーソリティーの格安スノーシューズ・ユニクロのヒートテックで装備したあやぞうとだんなちゃんは、北海道しばれ旅に出発するのでございました。

下り電車でおのぼりさんは、グリーン車に緊張する

…もんなんですね。初めてのグリーン車。
私は、グリーン車っていうのは、エコノミーのシートが良い版ぐらいに思っていましたが、お飲み物サービスがあるとは知りませんでしたよ。

まあ、冬なので当たり前なのかもしれませんが、東京駅の寒さは半端じゃございませんでした。
いつものように、朝ごはんとお茶を買い込んで電車に乗り、雪景色を見ながら北へ。乗り換えの八戸では鶴が飛んでました。

北海道は本当にでっかいどうなんですね

地図をちゃんと見れば理解できそうなもんですが、札幌と函館なんてすごく近いと思っていましたが、直線でいけないってこともあるんでしょうが、特急で3時間もかかるんですね。
本当はラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーを食べたいのですが、時間がないなりにも函館駅の改札を出たお弁当コーナーで、お昼ご飯を購入。再び電車の旅。ここから先は未知の地でございます。

函館を出てすぐ、大沼公園の中を通るのですが、一面の雪ですごくきれい。ああ〜、ここでしばらく雪と戯れたい気分。
そして間もなく、進行方向右側には海が見えてくるんですが、これがなんとも風情があって良い。電車が海のほんの際を走るので余計な景色に邪魔されず更にいい感じ。
それと、冬に高く昇る雲を見たのも初めてかも。もう、本当に素敵。写真をバチバチ撮ってました。でも、こういう写真って、後から何を取ったのか良くわかんないんですがね。
あんまり、右側に集中していて有珠山の存在にまったく気がつきませんでした。

そうそう、グリーン車の旅。私はグリーン車で出るお飲み物はウェルカムドリンクだと思っていたんですが、違うんですね。北海道のこの電車からは、お茶や簡単な飲み物はお願いすれば盛ってきてくれました。後ろのお客さんが飲み物の販売を依頼すると、『ペットボトルだと有料になりますが、カップでしたらサービスでお持ちします』というのを聞いて、へぇ〜〜〜〜と思いました。図に乗る私。わ〜い。お茶下さいと遠慮なくお願いするのでした。

全く気がつかなかったんですが…北海道はこの日、大雪だったんですね。

札幌に着いたのが5時近くで、もう一度乗り換えて小樽に行くのですが、その中の電車の電光掲示板で、小樽や札幌周辺は大雪だという事を知りました。電車も少し遅れて到着。
途中、テイネだか大倉山だかのスキー場などが見えてちょっと感動。
本日の宿は小樽のアーケードから直結のオーセントホテル小樽。

オーセントホテル小樽に到着

本日の宿はじゃらんで予約したオーセントホテル小樽。駅からも比較的近く、そして口コミのよさと値段(ルームチャージで7,200円(税込サ込))で決めました。
いやね、寿司横丁でごはんが食べられるプランや、温泉つきのホテルとも迷ったんだけど、どうせなら自分達が好きなものを頼んだ方が良いんじゃないかと思って。温泉はこの後の予定で行くし。それにホテル内のミストサウナつきの共同浴場のチケットつきなのでいいやって思ったんだけどね、想像以上にすんばらしゅうございました。まず、きれい。そして立地も良い。スタッフの態度も良い。しかも、チェックアウトは11時!!運河沿いの景色のきれいな宿にも憧れたけど、この値段でこれはできすぎでしょうってなぐらい。

我々は雪の小樽運河を目指した
…てなわけで、荷物を置いたら小樽運河に向かって出動。ホテルは駅と運河の中間地点なので、そういう面でも調度良い。途中で小樽バインも発見。本当に素晴らしい立地である。

小樽運河倉庫の温度は−3℃。しばれるね〜とこころウキウキ。でも、スノーシューズとヒートテックのおかげか、そんなに寒く感じない。
小樽運河は本当にきれい。よく、テレビや雑誌できれいな場所を見ても、実際に行ってみてがっかりする事が多いが、ここはそんな事もない。
中はレトロな昭和風の街。ラーメン屋がたくさんあった。(でも、今夜は居酒屋に行くの)
夕飯の時間もあるし、明日来ればいいかな?と簡単にだけ倉庫のお土産屋などをチェックする。

居酒屋に向かう途中で、小樽バインにふらっと立ち寄る。試飲しようと思ったが、店員がいないので、勝手に自分達で少し頂く。おたる初しぼりが、そのまんまぶどうの味でおいしい。

ぶらぼ〜!冬の小樽!VIVA!小樽の居酒屋!

本日の夕食は居酒屋。最初は寿司のつもりだったけど、いろいろネットで調べている間に、かじか鍋とか、ハッカクとか、そんなものを食べたくなった。
最初に行ったお店は海鮮居酒屋の魚一心。兄弟が南樽市場で魚屋を営んでいるのでおいしいと評判の店だったが、地元の人がたくさんいて本当においしかった。
が、あまりにもがっつきすぎて、魚の小骨を喉にひっかける。しょうがないのでおにぎりを頼むが、これがすごく大きい。
本当はここでずっと呑んでいたかったのだが、残念ながらカジカ鍋ハッカクの軍艦焼は食べられないので次の店に行く。
お年始ってことで、記念のタオルを頂く。

2件目はチェーン店の聖徳太子。事前のチェックでは地メニューもあるようだし、値段が安いのでってことで中に入ったが、通されたカウンター席があまりにも寒く、座席に移動させてもらう。
ここのはありました。なんちゃってかもしれないけどカジカ鍋が。しかもめちゃ安。まぁ、お鍋というよりお味噌汁っぽかったけど、ちゃんとしたお店で食べると何千円もするものなので、カジカを食べてみたいだけの私にはこっちで十分。そしてハッカクの軍艦焼。こんなにおいしいものかぁ〜と満足。
途中、屋台村を覘いたり、コンビニで買い物(札幌ラーメンの本をゲット)をしながら、千鳥足でホテルに帰る。

それでもウカレポンチの夜は続く

ホテルにおとなしく帰ってきたのにはそれなりの理由がある。
それはホテルの共同浴場のミストサウナ。
受付では混み過ぎないように入場制限をしてくれているが、割とすんなり入れる。
とにかく、すごいカロリーを摂取したのでミストサウナで少しでもその影響を軽減させようと姑息な事を考えながらサウナとお風呂に入り浸る。が、ミストサウナは良くできていて、普通のサウナほどしんどくない。きもちよ〜く部屋に戻り、そしてコンビニでしいれたもので寝る前の晩酌。(意味ないじゃん)

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

■関連ページ■
あやちゃん・たまちゃん・パラダイス計画(夫にだけおいしい思いをさせるかと追っかけて行ったブルネイ旅行の話)

■Indexに戻る ■GuestBook ■Aya Para(diary)