おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2005/01/09

北海道 しばれ旅 2(画像入れ中)

朝起きて、とりあえず小樽駅まででかける。通常のチェックアウトはこのホテルの場合11時なのだが、私たちのプランはさらに1時間延長の12時で気楽で良い。

小樽駅のロッテリアで朝食。その後、駅横の市場をひやかす。私は魚介類が大好きなのだが、昨日、たらふく食べたおかげで、ある意味満たされていた。

北の誉は誉れである

ホテルで地図を見たら、北の誉の酒蔵が近いことに気がつく。もう少し遠いかと思っていたが、案外いけそうな距離。ってことで、行き方を小樽の観光案内所で聞き、バスで移動する。

ここでの目当ては『けさの槽口』。そして酒の試飲である。

酒蔵からもあ〜っとゆげが上がっている。雪景色になんともゆげがいい。入り口には北の誉自慢の水を持ち帰れる場所があるらしく、車で来た人が汲んでいた。

が、酒蔵は見学できないようで、展示室を見る程度。お酒を売る小さなコーナーがあるので、だんなちゃんが展示を見ている間、私はそちらに移動する。
すると、事務仕事をしながらお姉さんが話しかけてきて、お酒の説明をしてくれた。
だんなちゃんが来るとグラスを2つ用意、試飲可能なものをのませてくれた。

ってなわけで、けさの槽口と酒粕の焼酎羆、あらばしりを1本ずつ購入。

ところで、このけさの槽口というのは、千歳空港で数本売る以外はここでしか買えないお酒。っていうのも、これはしぼりたてを味わう生酒で、封を開けない状態でも1週間持たないぐらい繊細なおさけなのでございます。ついでに言うと、これは酒をしぼったときにしか出ないし、しぼった酒の種類によっても異なる(値段も変わる)。なのであれば運が良いってなものらしいです。
そういうわけで、まだ、旅の始まりだった私たちは、このお酒を送ってもらうことに。帰って飲んでぎりぎりぐらいだし、もし、その間に新しく同じ酒が作られることがあったらそっちを送ってくれるということでお願いする。(飲んだ感想)

まぁ、こんな事があれば上機嫌なのも当たり前か。

小樽バインで煩悩が更に炸裂する

北の誉から、私たちはホテルを通り過ぎて、小樽バインへ。ここはいろんなワインとチーズなどが置いてあるレストラン&ショップである。

昨日、小樽運河倉庫から、居酒屋に行く途中でふらりと寄ったのだが、お店の人がおらず、勝手にいくつか試飲させてもらったワインの中でおたる初しぼり ポートランドっていう、ぶどうのまんまの味がするフルーティーなワインがあったんですわ。それをお土産用に購入。しかし、人間の脳はよくできています。まるでAmazonのあやぞうさんにオススメの本があります…ってやつみたいに、横にあるたくさんのチーズを選びたがるんですね。
私たちは、旅行先では食後に軽く飲んでいるし、電車の中でのおつまみにしても良いではないか、良いではないか、でへへへへってな悪代官よろしくおつまみ数品も購入いたしました。(飲んだ感想

人間の煩悩とは計り知れないものである

そう感じました。
小樽バインを出たあと、ホテルをチェックアウトして倉庫で小樽の地ビールを呑むことにしたんですがね、これがまたおいしいんですわ。
運河沿いのロケーションは良いのだが、なかなか不思議なインテリアのお店ですが、若干値段は高めのものの、味は抜群によろしゅうございました。
本当はね、北海道の地ビールに海鮮網焼きというプランも小樽の夕ご飯に想定していたんですが、結果的にカジカ&ハッカクを選んだので、地ビールでワシワシっていう部分が気持ち的に消化不良だったのですが、これでクリアー。

しかし、それは同時に美酒・美食と高カロリーに魂をうりとばしたことを同時に意味しておりました。(いや、それはいつもの事か…)

しかし、小樽は酒と食べ物だけではないのだ

恐るべし、小樽。小樽といえばガラス細工である。ってなわけで、理想の小樽ガラスを求めて『北一硝子』(これはアウトレットも含めて何号館と小樽中にある)を歩き回る。だんなちゃんと冷酒用にグラスを2つ。そしてかわいいショットグラスを一つ購入。気が着いたら、南小樽の駅はすぐそこだった。

電車で冬の海を堪能

私は兄弟舟を口ずさんでおりました。
昨日も電車で津軽海峡側の冬の海を堪能したが、電車から見えるこの小樽の冬の海はゾクゾクするね。本当に冬の海!!昨日は暗くてこの景色が見られなかったがわんだほ〜だよ。だんなちゃんは眠りこけているが、私はその横で写真を撮ったり歌ったり。走行している間に札幌に到着。

やっぱりお宿は東横イン

私は東横イン愛用者である。東横インは値段も安いが札幌駅から近いのもいい。
冬の北海道はオフシーズンという事で値段が若干安いのだが、さらにレディースカードの年会費(3年分)を払った時に会費分の金権をくれる。それを利用したら残金が700円だった。

キティちゃんごめんなさい。私の心はテレビ父さんのもの

北海道といえばテレビ塔である。名古屋出身の私たちが言うのも変だが。(日本のテレビ塔は名古屋が発祥の地で、東京タワーは、名古屋に負けるのが嫌なので、それより高いものを後から建てたのだった)地下鉄のプリペイドカードを購入し、早速出かける。

が、どうもお金を入れ忘れてきたらしい。テレビ塔の手前で気がついた。ものすご〜く心細い状態。だが、引き返すのも面倒なので、そのままテレビ塔に行く。こんなところで小樽バインで何気なく貰ってきたテレビ塔の割引券が役に立つとは。

景色はともかく、お土産売り場で私の心をわしづかみにしたのは、テレビ塔のキャラクター『テレビ父さん』。勿論、地キティも探したのだが、テレビ父さんには敵わない。だが、本日はお財布の中身が心細いので購入せず。

時計台の前はとっても便利

テレビ塔から時計台は比較的近いのだが、ものすごい吹雪で結構向かうのが大変でございました。

正直、時計台を見た感想は思ったよりも小さいしでフ〜ンという感じ。でも、その前のビルは写真を撮るのにとっても便利でございました。

気分はジンギス・ハン(?)思わずちゃぶ台返ししたい気持ち

ジンギスカンを食べにいったんですよ。サッポロビールに。それは良いんです。タクシーを薦められたんだけど現金がないのでバスで向かいました。

でね、サッポロビールにはサッポロクラッシックというおいしいビールがあって、その生ビールが飲める呑み放題食べ放題に参加したんだけどね。だんなちゃんったら、全然ジンギスカンを理解していないの。
ジンギスカンって、肉を天辺に野菜を下にしてうわっと焼くものなのに、普通の鉄板焼のように優雅に肉を一枚一枚焼きやがる。おかげで、私はだんだんと黒こげた野菜や肉を食べる事が多くなってきたので、ジンギスカンってこういうものじゃないよというのだが、聞きやしない。
でも、私もだんなちゃんも、前にだんなちゃんの友人に一度ご馳走になっただけで、お店でジンギスカンを食べたのは初めてだったので、イマイチ自信がなかったのだが、それでも、席を立った時に他の席の人たちの食べ方を見ていたら、やっぱり1枚1枚焼いているあんぽんたんはだんなちゃんだけである。
そうなのだ、これはジンギスカンで、焼肉ではないのだよ!!!
ってことで、もう一度忠告したが、頑固に一枚一枚焼く事に拘っているだんなちゃんに本気でキレる私。
『それなら、一度席を立って、他のテーブルがどうやって作ってるか見てきてよ!』とちゃぶ台をひっくり返したい気持ちで怒鳴る。

だんなちゃん、反省する。が、もう、殆ど終わりに近かったんだよね。

まぁ、それでも、ビールはおいしかったし、ジンギスカンが食べられたり、旅行ができるのもだんなちゃんのおかげなので、許してあげる事にする。

サッポロビールはやはりサッポロなのだな

このビール園、なかなか景色も良い。写真を数枚撮り、シャトルバスの時間まで(無料で駅まで送ってくれる)お土産品を購入。サッポロビールのマークの入ったタンブラー。カードが使えないので買わなかったが、なまじ、現金を持っていなかったので変なものを買わなかったのはオリコウさんであった。

駅に到着後、ホテル前のコンビニで旅のお楽しみ飲むヨーグルトと地元のビールやおつまみを購入して部屋に戻る。

テレビでは連日の大雪について話している。ちょっとウキウキ。だが、札幌の寒さは序の口で、北海道にはもっと寒いところがあるらしい。すんごく気になる。−10度以下ってどんなんだろう。

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

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あやちゃん・たまちゃん・パラダイス計画(夫にだけおいしい思いをさせるかと追っかけて行ったブルネイ旅行の話)

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