おいしいものを求めて、西へ東へご近所へ!
たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2005/01/11

北海道 しばれ旅 4(画像いれ中)

洞爺湖はやっぱり朝でした

ぶっちゃけると、洞爺湖万世閣は悪くはないんだろうけど、ちょっと期待はずれ。昨日のチェックインの対応のイマイチ具合からなんとなくそんな気分だったんですわ。まぁ、中国や韓国の団体客が入る前だったし、夕食時間もその前に済ませたほうが良いって感じで、なんとなくゆったり気分になれなかったからかな。

が、朝になったらそんな気分は一掃。
晴れて羊蹄山が湖の向こうにきれいに見える洞爺湖はすんばらしい。
とりあえず、元気に朝ごはん。これがおいしい。バイキング形式なんだけど、ゆったりとした気分で頂く。

そのあとはお散歩。いや〜すがすがしい朝って感じ。

本日はホテルのバスではなく、自分達で移動。ってことで、バス停の場所をチェックアウト時に聞く。
このとき関わったスタッフのみなさんの対応は良かったです。昨日は忙しかったからイマイチだったのかな。

バス停はすぐそこで、そこには龍の像があり、そばによるとお湯が出てくる。おもしろ〜い。

そして、何気なく目線をずらして見上げると、山からけむりが。そうか、火山なのだな!!思わず喜んでぎりぎりまで写真をパチパチ撮りまくる。

が、バスに乗ってみて仰天

バスはね、単純に洞爺湖駅に行くだけなんです。ただそれだけなんです。だから湖とバスの中で名残惜しいけど湖とお別れしていたんです。が、バスは無情にもさっさと湖から遠のいて山を登っていくんです。

が、このバスはなんと、火山に向かっていってたのですね。けむりもくもくを見ていたら、もうそっちに夢中。火山入り口。こんなところをバスが通ってくれて嬉しいです。なんて思っていたら、次のバス停はもっと大きく噴火口が見えるじゃありませんか。いやぁ〜〜〜〜すんばらしい。こんな火山の近くを走るバスがあるなんて。労せずして、移動の途中でついでに見られるなんて。洞爺湖は本当に素晴らしゅうございます。

実は本日の予定は未定である

最終的には登別温泉に行くんだけど、ホテルの無料送迎を利用する事を考えた場合は、一度札幌に戻るんですね。でもそれは面倒だし時間の無駄なので鉄道で移動する事にしたんだけど、洞爺湖と登別は近い。

ってことで、思いつきで景色も良かった大沼公園に行く事に。
といっても、公園で戯れる時間はないんだけど、大沼にはもう一つ私たちが大好きなものがあるんですわ。

それは大沼ビールである

函館旅行をしたときに心を奪われた大沼ビール。ふたりの東北きっぷを利用して北限の函館に来たときは、大沼は憧れの遠い土地でございました。なので、大沼ビールを呑みに行く事なんてないだろうと諦めておりました。

が、大沼駅から大沼ビールまでは歩いて数分。
ってことで、早めですが本日のお昼は大沼ビール。カールレイモンノソーセージとピザをつまみにビールを頂く。やっぱりおいしい。

そのとき、ひとつ気になったメニューがある。いも餅である。
お店の人に聞いてみると、つぶしたジャガイモをお餅のようにしてそれをバターで焼いたものという。食べてみたいのでお土産に買う。
暖かくないとおいしくないというお店の人の配慮で、アルミホイルに包んでくれて、なるべく温かく持ち帰れるようにしてもらう。

途中、憧れの山川牛乳を購入。でも、飲んでいる時間はないのでビンごとお持ち帰り。

電車に乗ると、グリーン車の担当のお姉さんが、荷物を預かってくれて、お茶を運んできてくれた。
それを頂きながら、いも餅を頂く。味は…期待ほどでもないかな。お店で食べたらおいしいのかもしれない。
登別の駅から温泉へはバスで移動。登別温泉はドラマはるちゃんで見ていたけど、こんなに温泉街らしい温泉街は久しぶりです。なんか、ウキウキ。

ようこそいらっしゃいました、私が第一瀧本館でございます

私たちがたどり着いた登別第一滝本館は、そういっているような感じでございました。
でで〜〜〜〜んとゴージャス。
『本日はお部屋に空がございましたので、本館にご案内させていただきます』
と、瀧本館さんはお部屋をグレードアップしてくれました。

実は旅館は、温泉と食べ物がよければ多少部屋が狭かろうが古かろうがどってことがない私とだんなちゃんは、大きなお部屋でどうすればいいのかしらん?って感じでございました。
若くて愛嬌のある中居さんが仕事をテキパキ。感じが良いです。

滝本館はお風呂もすごいんです

お風呂は撮影禁止なので模型が置いてあったんですが、なんか大きさも、種類もすごい事になっております。しかも湯質もよくって、聞いた話では女性のお風呂からは地獄(火山のけむりの噴出し)も見えるとのこと。

で、行って見てなんじゃこりゃ?って感じ。
風呂は大きいです。広いです、そしていろんな種類があります。ちょこっとずつ、あちこちの風呂を入るのが大変でございます。地獄もちょこっと見えます。なかなか楽しいです。
外に出るドアーがあり、少し階段を降りたところと、それから更に階段を降りたところにそれぞれ露天風呂があります。特に一番下の露天風呂がいいです。ここには2種類の露天風呂があるんですが、源泉の方にみんな入りたくって、もう一つの方で待機しているという感じなのですが、それは大人8〜10人ぐらいでいっぱいになりそうな大きさ。
そこを占領している一族がいて、子供が熱がると外に積もる雪を触らせては、自分たちはお風呂の縁に座り足だけ浸かってず〜っと喋っているっていう状態に、他の客が待ちくたびれて、次々と脱落していきました。私も20分〜30分は待っていたと思うんですが、いい加減に腹立たしくなって『すみません…』と割り込んでやりました。それを皮切りに他のお客さんも入ってきて、一族がだんだんと露天風呂から出て行くという状態。
で、そこまでして入ったお風呂なんですが、やっぱり良かったです。景色と外の風の当たり具合と、お湯の感じがなんとも。満足したので他のお客さんに順番を譲りました。
このお風呂、なかなかいいところをついていて、有料で写真サービスや雪見酒をいただく事もできます。

さて、このお風呂、別のお楽しみがあると話には聞いていたのですが、実はそれをあまり理解できていなかったんですね。どういう意味なんだろう?って。

でも、それを偶然理解する事ができました。

このお風呂、湯煙で前が見えにくいのですが、あっちにも、こっちにもお風呂があるって言う状態ではしゃいでいたら、『おや?どうもこの向こうにもお風呂があるみたいだぞ?』ってな具合になりましてね。どうも、段差があるようなので階段を探して降りていく事になりそうなんだけど、とりあえず、手すりのところから下を覘いて見たんですね。で、見えたのはなんと…男風呂でした。生まれて初めて、男風呂をのぞいてしまいました。

風呂上りは、軽く散歩してみました

登別は古き温泉街らしい温泉街なので、散歩のし甲斐があります。
…お土産についても、やっぱり古き温泉街らしい温泉街のおみやげらしい物がたくさんなので(クマの置物とか、かわいいだか幼稚だか、中途半端にファンシーなものとか)、あんまり買い物はしませんでしたが、鬼ビールを購入。私たちは車での移動じゃないので、残念ながら地ビール工場に寄る事ができないのですが、噂によると登別の地ビールも悪くないとのことだったので。(※後日談ですが、鬼ビールを呑みました。しかも地ビールだという事を無視して賞味期限が切れてから半年以上してから。さすがに味が劣化していると思われるんですが、それでもかなりおいしいビールだったので、もし、賞味期限内だったり、出来立てだったりすればかな〜りおいしかったんでは?と思われます。)

そうそう、鬼。地獄(活火山でけむりもこもこしているところ)があることから、鬼がこの街のシンボルらしく、あちこちに鬼のオブジェが。大きくて迫力があるのから、かわいいのまで本当にいろいろ。

滝本館は料理もすごいんです

お風呂に入ったときに聞いた言葉。
『昨日のバイキングもおいしかったけど、今日は昨日とは違うメニューなのかな?』『そりゃぁ、滝本さんだから、当然違うでしょう』って内容の会話を3人の女性がしておりました。どうやら連泊している様子。どうも、バイキングのメニューが同じか否かはわかりませんが、どうやらそれぐらい滝本館ならしてもおかしくないっていう内容の会話でした。

っていう私たちは、夫婦用のプランで部屋食でございます。
このプランはお料理もちょっと別メニュー(高すぎず、でもグレードアップもされていてお値打ちってかんじのところ)で、小さな日本酒と写真&写真たてのサービスがあります。
でも、結構期待はずれなところが多いので、最近はあまり期待しすぎないようにしてました。が、私が悪うございました。

カニ!いぇ〜い!

すき焼き!いぇ〜い!

刺身!いぇ〜い!

前菜も、焼き物も、いろいろいろいろいぇ〜い!

それだけじゃないんです!滝本館は!!

料理もよく、お風呂もいい、部屋はきにしない私たちだがこれもわるくない、中居さんも愛想がいい。これ以上何を望みましょうか?
いえいえ、滝本館はそれだけじゃなかったんです。

そもそも、この滝本館は最初に申しましたように『私が滝本館です!』って感じの温泉旅館でございます。
広さはもちろん、ホテル内にはお土産屋、小さな飲食店などが入った街といってもよろしゅうございましょう。
でも、これだけの規模となるとさすがに大まかになるところが多いんですわ。でも、この旅館は違いました。

私たちの夫婦プランには写真のサービスがついているんだけど、私はてっきり、ホテルで食事中にスタッフが簡単に撮影して終わりって感じの程度だと思ってました。が、それは、館内で吹き抜けになったところにある大きな鬼の金棒型のからくり時計前でカメラマンが撮影してくれるちゃんとしたものでした。なめてすんません。
で、私たちは撮影が済んで、そのあとお土産屋をぷらぷら見てたんですね。すると調度からくり時計の動き出す時間になったので、廊下でからくり時計を見ていたら、下からカメラマンさんが私たちを見つけて呼ぶんですわ。『早く来て〜』と。
で、言ってみると、からくり時計の前に私たちを並ばせて、もう一度写真を取り直してくれたんですね。シャッターチャンスだからと。普通、サービスで撮るような写真は流れ作業っぽくっていい加減なんだけど、ここのカメラマンさんはそんな事なかったけど、シャッターチャンスだからと取り直してくれるなんて、じわわわわ〜ん。
私の中の滝本館の点数が上がったことは言うまでもありません。

あ〜ぐるちいぃ

…と言いながらも、部屋に戻って晩酌。でもかなり酔っ払ったので、そのまんまぬくぬくとお布団で寝てしまいましたが。

鬼ビールを購入した売店で、他のローカルなものもいくつか購入したんですが、その中に札幌の東横イン前のコンビにからずっと気になっていたじゃがビールがありました。ジャガイモでできたビールね。
だんなちゃんは、買う?と聞いたとき、何かめんどくさそうでどうでもいいって感じだったんですが、呑んだらおいしかったので、札幌で買って帰りたいと言い出しました。困ったちゃん。

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

■関連ページ■
あやちゃん・たまちゃん・パラダイス計画(夫にだけおいしい思いをさせるかと追っかけて行ったブルネイ旅行の話)

■Indexに戻る ■GuestBook ■Aya Para(diary)