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たいしたことない、その辺放浪記
ご注意:これは旅行記なんて立派なものではありません。
Last Update Last Update : 2005/12/22

北海道 充電旅その4(阿寒湖温泉 遊久の里 鶴雅 画像はまだよん)

【露天風呂付客室】
鶴雅の場合は、隣のエメラルドホテルと違って、正面が湖という部屋があまり多くないんですね。
私たちの部屋は、露天風呂から木々を通して阿寒湖が見えるって感じですが…
それにしても、広い!まず、玄関から広い!
そして部屋の中はもっと広い!!!
まず、感じの良い囲炉裏があります。そして寝室になる和室、風呂上りの余韻を楽しめるリラックスソファーがある部屋には、バスローブがあり、そしてその向こうには憧れの露天風呂!!

【鶴雅・別館のおもてなし】
さてこの宿のすごいところは、部屋だけではありません。別館用のおもてなしという設定があります。それも、鶴雅に泊まるなら別館と拘っていた理由の一つでございます。

テーブルには、お約束のお菓子、そしてお漬物、わさびのり。宿の人が点ててくれたお抹茶。まぁ、そのぐらいは割とある事。
+囲炉裏で蒸してくれる蟹まんじゅう。蒸したての蟹まんじゅうはかな〜りおいしい。さすが、鶴雅。
だんなちゃんは、このサービスにはかなり驚いた様子。だが、だんなちゃん、サービスはこれだけではないんだよ…フッフッフ。

【さっさとお風呂に行くのだ】
混み始める前にお風呂である。
なんせ、入らなくてはいけないお風呂が、新たに一つ増えたのだから。

ここにはお風呂が2つあって、夜の10時半から男女交代となる。
10時までは女性が8階の展望風呂、男性が地下のお風呂。
ってなわけで、いそいそと8階のお風呂へ。ここは部屋の鍵が2つあるので、お風呂に入ったら自分の部屋にとっとと戻れるのが良い。
しかし、4時からロビーでジャガイモのサービスがあるので、ロビーで待ち合わせ。

8階の湯上り所からは阿寒湖が一望できて良い感じである。出たらここで一服しようと思いながらお風呂へ。
お風呂は幸いな事に空いているよう。

屋内は浴槽が4つ。普通の温度が違うのと泡風呂、打たせ湯、歩行湯、サウナ。大きな浴槽からは阿寒湖が見えるのだが、今日は天気があまりよくない。白鳥がぷかぷかしている。サウナは通常のサウナとミスとサウナがある。通常のサウナには窓がありここからもちょびっと阿寒湖が見える。
外に向かう出口らしきものがあるので、さては、あの向こうは露天風呂だな?と思って出てみる。
ひぇ〜〜〜〜〜!と思うぐらい寒い。そこはぐるりと円柱状になった階段の壁に囲まれていて、中庭のようになっているのだが、とりあえず、そこのジャグジーに飛び込む。最初は寒いのだが、徐々に頭は冷たく、お湯は温かいというのが心地よくなる。
しかし、ここでまったりしているわけには行かない。更にうえを目指すのだ。勇気を振り絞って吹雪の中階段を上る。
第一滝本館(登別)の露天風呂も寒い思いをしながら入りにいったが、あっちはまともに風を食らう事がなかったが(屋根があった)こっちは、一度階段に上がってしまうと、お風呂の際以外には遮るものがないので、いち早く湯船に入るしかない。
天気がよければ眺めが良いのかもしれないが、曇天で薄暗い中では何も見えず、洋風の彫刻を眺めるだけの風呂である。
そんなわけで、適当に温まったところで、また勇気を出して一気に階段を降り、再び中庭のジャグジーでまったり。そして最後に熱めの湯船で温まって出るって感じ。ふ〜。なかなかエキサイティングだった。

お風呂から出たら、湯上り場でまったり。カモミールとローズヒップのハーブティーのサービスがある。ここのカモミールティ、普段、カモミールが苦手な私にもおいしく感じた。無料のマッサージチェアーもあり、ちょっと幸せな気分。

【ジャガイモサービス】
鶴雅では4時からジャガイモサービスが行われる。
行ってみると、すでにお客さんがおいしそうに蒸したてのじゃがバーターとお茶を頂いている。
ご自由にお召し上がりくださいって感じなので、宿泊客意外(日帰り入浴とか、ホテルやお土産屋をひやかしに来た人)も食べているようだ。
だんなちゃんが来る前に半分(一つを半切りにして蒸してある)食べる。マーガリンとジャガイモがよくあっておいしい。
半分食べ終わった頃、だんなちゃんがやってきたので、一緒にもう半分食べる。こういうイベントって楽しい。

【今度はお部屋の露天風呂】
今度はお部屋の露天風呂に入る。外にあるのでお風呂に入るまでが勇気がいるが、入ってしまえばいい感じ。
ただ、すでに暗くなってきて、景色が見えないのがちょっと残念。夏は薮蚊が出るらしいので、それに比べれば冬の方がずっと良いが、薮蚊がいなくなった頃なら、露天風呂の横にあるデッキチェアーでまったりするのも良いんだろうな。

部屋に戻り、バスローブに包まって、りラックソファーではふ〜っとする。

【夕ご飯は夫婦膳】
これは夫婦別メニューになっていて仲良く分け合うというものらしい。(ぶっちゃけ面倒だが)

ちなみにお品書きではこんな感じ

【旦那様コース】
食前酒…かに酒(まさに蟹って感じのお酒)
前菜…旬の盛り合わせ
造り…阿寒湖産姫鱒姿盛り・鹿のたたき・白身魚・かんぱち・中トロ(これは夫婦共通)
お凌ぎ…たらこと蕗のぶぶ漬け(だしが上品でおいしい)
鍋物…鮟鱇鍋味噌仕立て(豆乳の出汁でコクうま)
蓋物…油棒(バラムツ)、海老芋、小茄子、黄味利休餡(油棒は肉みたいに脂がのっていてめちゃおいしい)
皿物…タラバガニの足塩茹で、毛蟹塩茹での盛り合わせ(これも夫婦共通)
台の物…牛ロース陶板焼き
強肴…魴(マナガツオ)酒盗焼 棒葉包み
香の物…盛り合わせ
お椀…きのこ味噌汁
ご飯…鶴雅寿し 津合蟹甲羅鋳込み(甲羅寿司)
水菓子…メロン ぶどう プディング

【奥様コース】
食前酒…ハスカップワイン
前菜…海鮮サラダ山葱ソース(行者にんにくソース:おいしい)
造り…阿寒湖産姫鱒姿盛り・鹿のたたき・白身魚・かんぱち・中トロ(これは夫婦共通)
お凌ぎ…帆立黄味漬け たまねぎ パプリカ等
鍋物…津合蟹とあぶら蟹のしゃぶしゃぶ鍋
箸休め…ジャガイモの冷静スープ(ちょっと甘い)
皿物…タラバガニの足塩茹で、毛蟹塩茹での盛り合わせ(これも夫婦共通)
台の物…海鮮陶板焼き
強肴…甘鯛幽香焼
香の物…盛り合わせ
お椀…大浅利吸椀
ご飯…寿司 牡丹海老(おいしい) 北寄、平目、海苔巻
水菓子…グレープフルーツゼリー

味付けは濃すぎず、薄すぎず、程よい味付け。
しかも、出汁がしっかりとってあり、上品な仕上がり。
どっちかって云うと、我が家はだんなちゃんがあっさり目で、私がこってりめが好きなので、料理は逆でも良かったかも。
私のお気に入りはお造り。帆立と寿司。だんなちゃんの油棒と鮟鱇鍋、ぶぶ漬け。デザートはどちらも◎。

そうそう、このプランにはワインのハーフサイズ、写真のサービスがついている。
写真はカメラマンが食事前に部屋にやってきて写してくれる。
すごいのはワイン、このホテルにはソムリエがいて本格的。
だんなちゃん、ぎこちなくテースティング。


満腹。

【食後はお洗濯へ】
宿の人がお布団を敷きに来るので、部屋を空けて欲しいらしい。
ってことで、このホテルはコインランドリーがあるので洗濯をすることに。外にあるから寒いんだけどね。
ついでにお土産を見たり、ホテル中を探検。

【別館のおもてなしパート2】
部屋に戻ると、囲炉裏のところに別館のおもてなしパート2が。
小さなおにぎり2つずつと、かぼちゃのシャーベット。

お休み前にお腹が空いたら食べてくださいとのことだが、いつお腹が空くのだろう…。といいつつも完食。

ところで、夕ご飯は部屋食で、食べる場所は囲炉裏か和室か選べるのだが、別けあうのが楽なように和室にしたが、どうにも部屋中蟹臭い。

ってなわけで、窓を開けて詰め替えてきたファブリーズを撒く。

【そしてまた露天風呂】
星が少しだけ見える中、また露天風呂に入る。
白鳥はお休みの時間だと思うのだが、どこからか、白鳥の鳴き声が。何故?

枕は予めリクエストができる。ふかふかのお布団で気持ちよくお休みなさい。

 


放浪者:元旅行会社の国内手配担当。
ぷー太郎のときに、国内主任の資格でも取っておくかと思い勉強をし始めるが、 その2時間後、 旅行会社に入っちゃえば、合理的で身につくじゃんと考え、 その数日後から けちけち旅行で培った日程表作りを武器に2年間居座る。(結局試験は受けなかった)
テッちゃんではないが乗り物は好きで、近所でも知らない道だと旅行気分を感じ、可能な限りお弁当とお土産(&お酒)を必ず物色するロマンチストな一面も!
結婚後は、横須賀に引越したおかげで毎日がぷち観光気分なのだが、最近、気がつけば名古屋の実家にしょっちゅう(年の3割ぐらいは)帰っているのに、出かけている所は親戚周りばかりで、夫婦で旅行とか、そんなお楽しみがないことに気がつき、久々に家に帰りくつろいでいるだんなちゃんに思いだしたように八つ当たりして暴れる日々。

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