私は髪の毛の色が茶色い。
以前はもっと茶色くて金髪混じりだった。
これは生まれつきである。お肌も白い。これも生まれつきである。
万国博覧会と言うのが私が幼児の頃行われた。
そこで外人さんが私を外人の子供だと思って話しかけてきたらしい。
まあ、そんなこんなで小さい頃のあだ名は「外人」である。
理由は簡単。おじいちゃんがフランス人だからである。
おじいちゃんは香山ピエールといって音楽をやっていた。
「へぇ?そうなんだ。やっぱり。」ってよく言われる。
「このあいだね、友達に自慢しちゃった。おじいちゃんフランス人なんだってよ」
とも言われた。
なんでそんな事を自慢するかな?って思うが、自慢されたらしい。
「ねぇねぇ、おじいちゃん外人なんだって?」と言ってくる人もいた。
そうかと思うと幼馴染ですら知らなかったりする。
飲んでいる席で「あれ?そうだっけ」とその人が言えば、
もうひとりの幼馴染が「そうだよ。何言ってるの」と言う。
とても不思議な光景。