2月14日はダーリンの誕生日&バレンタインデーである。
ダーリンがその翌日から長期出港に入るのだが、その準備やらなにやらで、わりと忙しかった。
しかし、年に一度の誕生日。
ダーリンの為にせっせこ料理を作る。
リクエストはカルパッチョ。
それにあわせて、海老トーストやワインに合うお料理にする。
でも、誕生日と言ったら、やっぱりケーキである。
しかし、あんまり重いものを作ると、食べきれないので、シュー皮のケーキにする。
シュー生地を大きく焼き、中には生クリームとカスタードを挟むのだ。
ケーキは、焼きあがり直径15〜18センチ前後をめざす。
形はバレンタインなのでハート型かな?
細い絞り口なので思うように行かない。
ハート型が崩れて来たぞ。あ、穴ぼこをうめなきゃ。
予想より生地が広がってしまったが、まぁいいか。
そして焼きあげる。
げげげげげ。
出て来たのは直系30センチぐらいのBig One!
考えたら、シュークリーム9個分の材料だった。
まぁ、いいかと、クリームを挟む。
だんなちゃんは夕方に帰ってくると思ったが、お昼過ぎには帰ってきたから、
お茶のときに出せば食べてもらえるかも。
『ダ〜リン、お茶が入ったよ』
彼は白い袋を持ってやってきた。
シューケーキをみて驚くダーリン。
『なんじゃ、この巨大なケーキは』
まぁ、気にしない。Happy Birthdayを歌ってお祝いして、 無理矢理切り分ける。
食べ終わると、彼は白い袋をゴソゴソとさせ、何か取り出した。
出て来たのは鯛焼きが2つ。
『お誕生日ケーキ焼いてるのに買ってきたのぉ?』
『だって、ケーキのこと知らなかったんだもん。鯛焼き食べたかったんだよ』
自分の誕生日にも淡白なダーリン。まぁ、まぁ、仕方ないか。
しかし、普通のよりも重くてボリュームもある。
お〜の〜!ダーリン!甘すぎるだによ。
『ひとり、1個は多かったな』
ぼそっと、ダーリン。
そのとおりだによ〜。
私がシューケーキを3日間食べつづけたのは言うまでもない。