この間、夕食の準備をしているときにドア―チャイムが鳴った。
『誰ですか?』と何回か聞くと、『新聞屋です』と答えた。
勧誘かな?と思ったので、『どちらの新聞屋さんですか?』と聞いたら
『A新聞』ですと答える。
この間、集金はきたから、なんなのだろうと思い更に尋ねると、
『新聞の契約更新をしてもらいたいんですが』という。
そういえば、ちょうど切れる頃だったから、ドア―を開けた。
『何月まで契約していましたか?』と聞くと
『前に渡した紙を持ってきてください』というので探してみたが
すぐに見当たらないのでその旨を伝えると
『あ、なら良いです。ここにハンコを押して下さい』というので
いつものようにハンコを押そうとしたら、 そこにはY新聞とあった。
『ちょっとまって、あんたさっき、A新聞って言ったじゃない』
『はぁ』
『これって、Y新聞でしょ?』
『A新聞の次のY新聞って言おうと思ったんです』
なんですとぉ?
そういやぁ、最近Y新聞がそういって契約を持って行くってかわら版に書いてあったな。
『Y新聞はうちでは取りません、トラブル多いし、いりません』
といっても、Y新聞は帰らない。
『でも、それってうちの営業所ではないでしょ? うちはそんな事はしません。
大丈夫です。信用してください。』
『?』
名前を偽って、詐欺まがいの事をしようとしながら 、信用できるかぁ!
にしても、ビール券50枚持って、差し上げますからとか、 3ヵ月無料で良いですからとか、しつこかったぁ。
実際、それも暮れるかどうか、わかんないな。
でも、今時何されるかわかんないから、あきらめるまで辛抱したけれど。