私は物事に愛着を非常に抱くタイプである。
決して、貧乏性なんて言っては行けない。なにせ私は優雅なマダムなのだから。
よって、物を捨てるなんて発想はない。
私の家に来てもらえばわかるのだが、とにかく物が多い。 よって、なかなか賑やかである。
決して、邪魔くさい物が溢れて、部屋が乱雑であると言っては行けない。
理由はもう、ご理解頂いていると思うけれど。
フリーマーケットなんてものにも参加したことがあるけれど
私がいらない物を、他の人が欲しいわけがないという発想があるので
そういう物が家から消えることは稀である。
減らない物と云えば、食料品も同じである。
我が家は、2人家族なのに、2人揃って家にいることはあまりない。
というより、家にいることも少ないのだが、2人には多過ぎる食料と、
食料品にも愛着を抱くタイプなので、とにかく減りが悪い。
かといって、人さまにあげるような物はないのだ。
じゃなくても、食べ物を捨てるということは、食べ物を粗末にしているようで気分が悪い。
そこで私が身につけたのが『捨てない技術』である。
もっとも楽ちんなのが冷凍することであるが、それ以外にもいくつかある。
野菜を買う。予定外にあまる。このままでは、干からびてごみになってしまう。
そういうときは、とにかく土に埋めるのだ。
すると、保存庫になったり、そこから予想外に芽が出て育ったり。観用にもなる。
枯れてしまっても、気にしては行けない。
枯れたまんま土の中に入れて、土の肥やしにしたと思えば良いのだ。
この手が使えるのは、根がついた葉物野菜、じゃが芋や豆苗、人参、葱類などで
キャベツの芯なんかを植えても、葉っぱが出てくるので楽しい。
わかると思うけど、トマトとかはあまり向かない。
でも、たったこれだけのことで
『あら、ガーデニング?優雅でいいわねぇ』
と、周りの目にはきっと映ることであろう。
果物はラム酒につるなり、そのままでケーキに焼くなり、
ヨーグルトと一緒にミキサーにかけるなりしてしまえば良いのである。
『あら、手作りのお菓子でティータイム?素敵ね』
あなたは、優雅さだけではなく、趣まで兼ね備えた人と 見られること間違いなし。
きっと、ユニクロの格安Tシャツを着ていたとしても、
この捨てない技術さえあれば
『優雅さと、趣があるのにもかかわらず、親しみ易さも兼ね備えた豊かな人』と
きっと、周り注目を浴びる日も近い事であろう。
VIVA・貧乏性!