マダムは青のお魚が好きだ。
鰯とかアジとか、安くておいしくてブラボーと思ってる。
しかし、最近、お肉よりの生活になっている事に気がついた。
うむ、これでは行けない。たまには青のお魚を食べなくてはと、久々に、
鰯の梅肉包みを作るつもりでいた。紫蘇も梅も用意した。
しかし、こういう時に限って、適当な鰯がない。アジとさんまばっかり。
やっと見つけた鰯は、しこいわしという、極小の鰯がたんまりこん。
刺身用となっているが、開くのは良いが、何をしても面倒くさそう。
なんか、良い食べ方があるのかな?と思いネット検索。
で、ひっかかったのがオイルづけ。オイルサーディンというやつである。
オイルサーディンは、大好物なので、そりゃ良いと思うマダム。
値下がり価格、ひとパック100円でGETして、早速挑戦。
で、作り方を再度調べるのだけど、家にあったのが同じような要領で作るアンチョビー。
ちなみにマダムは、アンチョビーを買ったことがない。
食べた事はあるかもしれないが、欲しいと思っても高いのでやめてしまう。
ってことは、この100円でアンチョビーができるのか?
作り方を見ると、鰯をきれいにして、塩を馴染ませたものを、オリーブオイルでつけてる。
そんなに難しそうではない。
じゃぁ、と取りかかるが、この鰯をきれいにする、っていうか
この鰯の皮を剥くっていう作業が、もう信じられないぐらいめんどっちぃ。
ダーリンに相談しても『いいじゃん、むけば』というだけ。
何度、オイルサーディンに変更しようとした事か!!!
しかし、そこで思い出すのが、マーサス、チュワートの勝ち誇った顔。
負けるもんか、負けるもんかと延々とむく。
しかし、こうやって考えると、
あれっぽっちで、あんな値段をしやがってとアンチョビーに思っていたが、
それが間違いなような気がしてきた。
今は、謙虚な気持で、アンチョビーが無事できる事を祈り、待つマダムでございました。
それ以降、アンチョビーは1度か2度食べたが、それ以降は『なんか怖い』とダーリンが食べてくれないので、冷蔵庫に眠っています。いつか文明が発達する日までの、コールドスリーピングかもしれません。