海が見える とある街に ダーリンと優雅に暮らす
    マダムY.の日常を あなたに
Last Update : 2003/06/13

マダム・カレーを作る

マダムはカレーが大好きである。

カレーだけではなく、カレー風味にも弱く、体調不良を訴えているときに、

『じゃぁ、今日はさっぱりしたものにしましょう。うどんなんかどう?』

と、周りの人が気遣ってランチの場所を決めてくれたのに、

『カツカレーうどん』を注文しては怒られていた。

ボンカレーなども食べるのだが、厳密に言うと、外で食べるカレーは、

味に若干好みとかがあり、おいしいと感じないこともしばしば。

でも、どんなにお腹がいっぱいでも、カレーの匂いを嗅いでしまえば、食べたくなってしまう。

皆さんもおありでしょうが、そんなマダムは、カレー作りにもこだわりがある。

といっても、一般のS&Bのカレー粉とルーを使ってるんだけど。

でも、引っ張りだこだった母のカレーの味見係りとして、鍛えた味覚、

そして直伝の調理法で作るカレーは一大イベントのようなもので、

決して慎重とは言えないタイプなのに、それなりに気をつけて作ってたり、

この情熱を勉強につぎ込めばどれだけまともな子に育ったでしょうという感じである。

で、今回の話しで重要な部分だけをいえば、カレー作りに時間がかかるということである。

例えば朝から作り始めたとしても、その日は食べられない。

その日、マダムは昼なのに、朝から何を食べようかとずっと考えたまま、

朝ごはんも食べすにいた。

仕方なく、残っていたパンとスープで朝ごはんを食べていたのだが、

どうも、食べたいのはこういう感じじゃないと思っていたそのとき、

チャンネルをあちこちさせてたときに映ったみのもんたが、

『ポークカレーは何時食べると体に良いの!』と叫んだ。

で、わかったのが、今食べたいのはカレーだっていうこと。

そうそう、今日はとっても蒸し暑い。そういうときに食べたいのはまさしくカレー!

しかも、レトルトのもったりとか、コクのないのとかじゃなくって、ちゃんとしたカレー。

そうだ、カレーを作ろう!

マダムは、買い物に行き、たまねぎ、にんじん、牛スジや牛骨がなかったので、

和牛のすね肉、鶏がらを調達して、家に着いた4時前頃から作り始めた。

たまねぎを炒め始めて30分を越えた頃、マダムはふと思った。

カレーを食べたいのは今。

なのにカレーを食べられるのは、早くて明日…

ってことは、今日はカレーを食べられない。

レトルトカレーでも買ってくるか?それも、なんか違うから許せない。

仕方なく、思いついたのはほか弁。ここなら、温かいカレーが食べられるだろう。

そして夕ご飯。めでたくGETしたカレーを一口。

う…う〜〜〜〜〜ん。

マダムを打ち砕いたのは、もったりしすぎるほどのレトルトカレーの味。

泣く泣く、今作っているカレーのおいしそうな香りをおかずにカレーを食べたとさ。



※このカレーの作り方は、いい香りがしたとしても、おいしいカレーができるとは限りません。
っていうか、何かをサボったり、けちったり、はしょると、とんでもなくまずいものになってしまうので、
マダムは、今、おいしいのができますようにと必死に念じてます。

●INDEX以前の過去ログはこちら

マダムY.:1968年生まれ。名古屋出身。
1997年5月に結婚。 平の自衛官をダーリンに持ち、名古屋と横須賀を行ったり来たりしながら
ぐうたらりんこにのほほんと優雅に暮らしている。

■関連ページ■
えたじま(江田島官舎時代の話) Ura Para



■Indexに戻る ■GuestBook ■Aya Para(diary)