Uma Para2

2004/09/01

えいこく屋

名古屋にえいこく屋という、紅茶とインド料理の店があります。

場所は名古屋のお屋敷町の覚王山。ここは、タイから譲り受けた釈迦の骨を奉ってある日泰寺(無宗派で名古屋では最高格の寺)の門前町でもあり、えいこく屋もその一角にあります。昔からのものと、古いものと無国籍的な雰囲気が融合した町のせいか、最近は人気があり、結構若い人が移り住んでます。
えいこく屋はその日泰寺の参道にあるのですが、今は東急ハンズや、デパートや大きなスーパーなどでも、ここの紅茶を手に入れることが可能となってきましたが、私が学生の頃(高校がすぐ側にあった)すでに地元では紅茶(当時はまだ珍しかったハーブティーを含む)とインド料理で知られた店だったのでした。
にも関わらず、その頃も今も、ゆったりとした不思議な時間がこの店には流れています。

どのくらいゆっくりかというと、午後1時ごろ、昼ごはんに店に入ったはずなのに、そのままお茶に突入、オーダーをお願いするために、お店の人を呼びに行き、気がつくと夕方からのメニューが開始しているという感じ。それまで、急かされて追い出されるということがありません。忙しい人は、おいしいカレーをそれなりのスピードで味わい出てゆきますが、お気に入りの本やパソコンを持ち込んで過ごす人もいます。また、そうするのにぴったりの空間です。特にお気に入りの一番奥の部屋は。

私が名古屋を案内する時に、時間があればこのお店でのティータイムをコースに入れます。おいしいといっても、日本には他にもおいしい紅茶を出す店があるので、別にここでお茶を飲まなくても、名古屋名物を食べたいという気持ちはわかりますが、何故この店をいれるかというと、名古屋には鬼饅頭という、芋を蒸したローカルなお菓子があります。そのお菓子で有名なお店がこの覚王山にあり、そこの鬼饅頭がえいこく屋では世界のお茶とセットで味わうことができるのです。
個人的にはここのハーブクッキーも好きです。

でも、名古屋名物にこだわらず、時間があれば、本当はここのカレーも食べてみて欲しいんですけどね。オススメはチキンカレー。レトルトも出てるんですが、味がかなり違うので、チキンカレーはお店で味わって欲しいです。野菜カレーも悪くありません。

スパイスの香りが本当によく、お腹がいっぱいにもかかわらず、他のテーブルに運ばれてゆくカレーの匂いにお腹がすいてしまいます。カレーの匂いがついた服をうっかり寝室に持ち込んだら、夜、ものすご〜くひもじい思いをします。
うちにはカレーの写真がないのですが、理由は食べることに夢中で写真を撮り忘れてたから。お店の写真がないのも、その後お茶を選ぶのに気をとられてとり忘れてたからです。そういう場所なのです、えいこく屋は。

えいこく屋
URL:http://www.eikokuya-tea.co.jp/index1.htm
名古屋市千種区山門町2−58
TEL 052-763-8477 / FAX 052-763-5238
E-Mail webmaster@eikokuya-tea.co.jp
お店の営業時間・定休日
紅茶専門店・・・10時〜20時まで/年中無休
インド料理店・・・オーダーストップ21時半/火曜日定休
お茶の一部とレトルトのカレーだけなら、名古屋の丸栄という百貨店でも購入可能です。
覚王山まで行くのは、正直面倒なので、買い物だけならそこで済ませる方が多いです。

                                                

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