Uma Para2

2005/01/13

けさの槽口/北の誉

北海道には北の誉という酒蔵があります。

もともと私は下戸だったのですが、広島に住んだ半年の間で日本酒に目覚め、地酒探しは、今では旅行先での楽しみの一つとなってます。

正月明けから北海道に行ったのですが、北海道に住む人から教えてもらったサイトに、北海道土産の口コミがあり、そこで紹介されていたのが、北の誉の『けさの槽口』でした。

北の誉は全国的に有名なお酒の一つなのですが、けさの槽口は千歳空港で本数限定で発売される以外は、小樽にある酒蔵の酒泉館に行かないと買えないとの事。そのお酒のことはよくわからないけど、小樽に行くので酒泉館で試飲でもしてこようという話になりました。

で、親切な酒蔵の方のおかげで、たくさんのお酒を試飲させてもらったのですが(何本か買ってきました)、このお酒についていうと、試飲はできません。
限定というのもあるのですが、これはしぼりたてを味わう生酒で、封を開けない状態でも1週間持たないぐらい繊細なので、ちょっと試すために開けるということができないのですね。

また、酒蔵のお姉さんの話では、お酒をしぼらないと販売されず、しぼられるお酒の種類もその時によって変わるとの事。そんなわけで、公式ページのオンラインショッピングにも出てこないお酒だそうです。

さて、肝心のお味なのですが、純米なので香りも程よく、味も清清しい素直な味です。そのなかに、繊細さがあるんですわ。それが、計算された繊細さとかではなく、デリケートな繊細さ。春ではなく、雪が残る田舎の早春の空気の冷たさと、春を感じさせる日差しの柔らかさをもったようなお酒かなと思います。


北の誉

北海道小樽市奥沢1−21−15 TEL:0134-22-2176
http://www.kitanohomare.com/

酒泉館は小樽駅からバスで10分ぐらい(?雪だったので不明)バス停から歩いて数分。季節がよければ徒歩圏内です。
詳しくは小樽駅にある観光案内所で聞いてください。
けさの槽口は冬季限定発売。
これ以外にも、なかなかおいしいお酒があります。資料館の見学は無料です。

                                                

▲Yokosuka Paradise Top ▲Uma Para 2 Top ▲でゃあ・にゃごや Top