お八と十兵衛（旧　王将）

お八と十兵衛は名古屋に帰るとほぼ必ず行く店です。
昔は王将といいましたが、餃子の王将と間違われるのが嫌だと、社長が名前と内装を変えたよう。でも、古くから働いているおばちゃんの話では「内容は変わってない」とのことでした。でも、やっぱり、再びこじゃれ系を目指してる？

行き始め当初、ここはオヤジ（といっても、それなりの会社勤めのおとっつあん）たちが、仕事帰りに気軽に呑むって感じのお店でした。値ごろでおいしいつまみと、充実した日本酒。気楽でいいお店でございます。女性客も殆ど見ないか、少ないかって感じといえば、なんとなく想像つくでしょうか？蓬莱泉の味を覚えたのもこの店でした。

が、何を考えたのか、一時期、こじゃれ系を目指し始めたことがあります。ワインが増えましたが、値段が上がり、おとっつあんたちが、毎日通う感じの店ではないかもしれませんね。女性客は確かに増えましたが、おとっつあんたちは来なくなりました。

それでもこの店はおいしいし、日本酒が充実していたので通っていたら、またまた軌道修正したのか、だんだんと昔のような気さくな店に。すると、おとっつあん、カムバック。日本酒を好きそうな女性も来るようになりましたね。
で、今。確かに改装直後は、そんな感じだったのですが、最近、またこじゃれ系を目指してるのかな？
価格が若干上がってきたのと、改装後は日本酒の品揃えが悪くなったのが残念。
でも、この店は二転三転するので、しばらくは様子を見ようかな？と思っております。

しかし、この現象、決して悪いことばかりではありません。幻の（今はない）「最後の〆」という、無料サービスの食後に頂くスープを生み出したこともあったし、同じ料理でも進化、変化をしてゆきます。それが悪いこともあるけど、最近はそういう面では良い方に転がっていると思います。

そんな中で生まれたのか？と思うのが、三河地鶏のゆず胡椒焼き。鉄板焼きのメニューとしてあったのですが、陶板で三河地鶏を焼いて食べるのだが、まず鶏肉がおいしい。そして、添えてあるゆず胡椒が利いている。しかも、自分で焼きながら食べるので楽しい。これは良いです。

でも、やはり思います。こじゃれ系は「しげ」に任せて、この店はおとっつあんと、日本酒好きのおばちゃんに譲ってあげて。そして、幻の「最後の〆」を復活させて。おねげ〜しますだ。

お八と十兵衛（旧　王将）
URL:http://www.shige-group.co.jp/top_ohachi.html

名古屋市中区栄3丁目2-30 秀和ビル1F
TEL 052-241-1270
営業時間： 月〜土 17:00-翌2:00 (L.O.1:30)
日・祝 17：00-0:00 (L.O.23:30)（年中無休）

ちなみに同じグループのお店「しげ」の感想はこちら
URL:Yakitori Dining Bar しげ