Uma Para2

2005/04/05

雪花の舞・美濃忠

『名古屋の和菓子?和菓子と言ったら京都でしょう。プププ…』みたいなのをネットで見たことがある。
確かに京都にもおいしい和菓子はたくさんあると思いますが、不昧公のお膝元の松江とか、良いお菓子を作るところはたくさんあるんですよ。

名古屋の庶民くさ〜い、田舎くさ〜い、垢抜けないイメージからは想像つかないかもしれませんが、吉宗の倹約令に楯突いて、ジャンジャカお金を使うことを薦めた宗治のおかげか、なかなかちゃんとした文化が土台にはあるんですよ。

それを感じさせるのが美濃忠。雪花の舞を食べてもらってもわかります。
名古屋の和菓子の歴史は、初代藩主がお茶所の駿河から名古屋入りする際に桔梗屋が共に従ったことに始まります。桔梗屋はその後尾州家御用達を勤めるのですが、明治になって休業。その技を受け継いだ店のひとつが、この美濃忠なのです。

このお菓子を口にするきっかけが頂き物という場合も多いと思います。我が家もそうでした。砂糖がまぶされて、食べにくそうな感じなんですが(実際少々食べにくいのですが)、中のふわふわの玉子餡がなんとも上品な和菓子で、我が家からも進物用に他県に住む親戚や、友人宅などどんどん広がって行きました。私の結婚式の引き出物も雪花の舞でした。そして、それ以降の親戚の結婚式の度に雪花の舞の7つ入りを貰って帰りました。

美濃忠はこれ以外にも初かつをなど有名なお菓子があります。(高くて食べられません)

雪花の舞は6個入り1000円、10個入り1785円。ばら売りもあります。
有名なお店なので名古屋の百貨店にはどこにでも入っています。

海老せんべいも悪くはないのですが、ちょっと気の効いた名古屋土産を持って行きたいときはおすすめです。

                                                

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